アンサンブルにおいてテンポの鍵となるパートがやるべきこと
東京クラリネット教室
2020年12月19日、今年8回目の中級者アンサンブルが開催されました。
早いもので、こちらのクラスは一足お先に年内最後のアンサンブルです。
今日の参加者は、B♭クラリネット7名(内1名はE♭クラリネット兼任)と講師のバスクラリネットの計8名です。
いよいよ発表会まであと2回。
ちょっと焦ってきましたが、演奏では焦りを出さず、このメンバーだからこそできる演奏を目指していきましょう!
演奏曲目
- さくらのうた~FIVE
- 魔女の宅急便メドレー
1人での練習時間にやっておくと良いこと
いつものように、今日も最初に本番通り通してみましたが、やはり前回から間が空いているので、テンポの変わり目や、曲全体のテンポ感など、探ったり後ろ向きになったりする様子がうかがえました。
みんなでアンサンブルする時間と、1人で練習している時間では、当然圧倒的に1人で吹いている時間の方が長いので、久しぶりにアンサンブルするまでの間、前回やったことをしっかり定着させておけるような練習が大切です。
特に、今回演奏しているメドレーのように、途中でテンポが変わる曲というのは、通して練習するよりも、曲ごとに区切って練習することの方が多いと思いますが、たまには「どういうふうに合図って出されるんだっけ」と想像しながら、続けて練習することをやってみましょう。
別に全てを通す必要はありませんので、テンポが変わる前後だけやっておくだけでも、いざ合わせた時の不安感は軽減されるはずです。
多くの時間を割かなくても良いので、練習の仕方を工夫して、アンサンブルの場で消極的にならないようにしておきましょう。
テンポの鍵となるパートを受け持ったら
テンポが変わる曲を演奏するということは、テンポが変わるきっかけ・次のテンポを決めるための鍵になるパートがあるということです。
そのパートを受け持つことは、今後の曲の進み方を左右するということですので、責任重大。
必要以上に恐れる必要はありませんが、しっかり「自分がキーになる」ということを意識して、演奏に取り組みましょう。
絶対にやってはいけないのは、「これでいいのかな…」と自信なさげにすることです。
合図を出すにせよ、刻みを吹いたりするにせよ、迷いは伝播しますので、鍵になるパートの人がそのような様子だと、演奏が一気に不安定になってしまいます。
たとえ自信がなかったとしても、堂々と、しっかり合図を出したり演奏したりするようにしましょう。
その上でうまくいかなければ、どうしてうまくいかなかったのかをみんなで考えたり、自分で反省したりして、納得がいくまで繰り返し練習するようにすれば、だんだんと「いつでも同じようにできる」状態になります。
テンポ感の共有の作業などもするといいですね。
不安はきっちり取り除いて、演奏できるようにしましょう。
自分の課題をクリアにしておこう
いつにも増して、あっという間の2時間でしたが、今日最初に通した時よりも、だいぶ積極性のある演奏になりました。
次回は、もう発表会直前。
どちらかというと、最終確認をする場になりますので、現時点の課題をきっちりクリアにしておいていただけると、自信を持って本番に臨むことができます。
年末年始にお時間が取れるようでしたら、しっかり練習しておいて下さい。
吹けなくても、楽譜を見返して歌ったりするだけでも、だいぶ違いますので、「全く楽譜を開くことがないまま、1月のアンサンブルになっちゃった」ということがないようにしましょう。
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