自分のテンポのくせを知って安定した演奏を目指そう
東京クラリネット教室
2020年12月24日、第51回目のバンドアンサンブルが開催されました。
こちらのクラスも今年最後の演奏となり、2020年のアンサンブルは全て終了です。
実は、残念ながら1月の発表会後からは全部のアンサンブルクラスを一旦休止することになりましたので、発表会には参加しないこのバンドアンサンブルは、今日を最後に春頃まではお休みとなります。
とても残念ですが、世間の今後が読めないので、今は我慢ですね。
今日もお休みの方がいらしたので、B♭クラリネット4名・バスクラリネット(ほとんどピアノ)・ギターの6名での演奏です。
前回はベースがお休み、今回はドラムがお休みと、いつもと違う編成が続きますが、今日もきっと新しい発見があるはずですので、わくわくしながら臨みましょう。
演奏曲目(順不同)
- CATSメドレー
- POP STAR
- Step and Go
- I Am The Walrus
- Another Day of Sun~From La La Land~
- Happy Xmas(War Is Over)
ドラムがいないことでの意識の変化
今日は、まず『CATSメドレー』から。
やはりいつにも増して皆さんの音が聞こえますね。
これは、練習を重ねて自信を持って吹けるようになってきたことと、「ドラムがいないから、きちんと吹かないと目立っちゃうかも…」という、無意識の意識があるのではないかなと思います。
もちろんドラムがいてくれても、音はちゃんと聞こえているのですが、より露わになることで個々の意識が変わり、「しっかりと音を出そう」と思えたことは、早速今日の収穫ですね。
ただ、今書いたように普段も全員の音は聞こえていますので、ドラムが入っている時も、今日のような意識で吹くようにして下さいね。
自分のテンポのくせを知ろう
さて、今演奏している曲は5曲あるわけですが、曲の中でテンポが変わる曲もありますし、それぞれの曲によってテンポも様々です。
ドラムとベースがいれば、テンポキープをしてくれますので、どんどん遅くなったり速くなったりすることはそうそうないのですが、今回はどちらもいませんので、各自のテンポ感というのが反映されやすくなります。
奏者によるテンポ感というのは、主に
- どんどん遅くなる
- だんだん速くなる
- 遅いところは遅く、速いところは速くなる
- 遅いところは速く、速いところは遅くなる
という4パターンに分かれます。
大抵は、「遅くなる」「速くなる」の単純なテンポのくせが多いのですが、下2つのように、曲で求められている速度によって、ぶれ方が変わる方もいます。
クラリネットを演奏する上で、1人で気ままに吹く時以外は、やはりある程度は一定のテンポで吹くことが求められますので、まずは自分がどういうタイプのテンポ感の持ち主なのかを、きちんと知ることが大切です。
メトロノームを使用して練習してみて、「メトロノームが遅い」と感じるのであれば速くなっているということですし、速くなっているように感じるのであれば、遅くなってしまっているということです。
テンポキープができるようにするには
自分のテンポ感のくせ・タイプがわかったら、きちんとコントロールできるようにしていきましょう。
メトロノームをかけて、ずれて感じたところをチェックしておいて、アンサンブルの中ではそのくせが出てしまわないように、周りの人達のテンポ感とシンクロできるように気を回せれば、安定した演奏ができます。
そういう点から見ても、やはりメトロノームで練習する、ということは、とても大切です。
「面倒だし、メトロノームに合わせるのって大変だから、かけなくていいやー」と練習していると、いざみんなで合わせた時に、収拾がつかなくなってしまいますので、メトロノームが苦手でも積極的に使用するようにして下さい。
クリスマス名物の「あの曲」で今年の締めくくり
昨年に続き、今年もクリスマスイブの開催となりましたので、一番最後には『Happy Xmas(War Is Over)』で締めくくり。
昨年までとアレンジを変えて、3rd・4thの方にも余裕を持って伴奏を楽しんでいただけるようにしてみたのですが、いかがだったでしょうか。
本当に最後に一度通しただけだったので「もう1回くらいやりたかったねー」なんて声も聞かれましたが、腹八分くらいがちょうどいいのではないかなと思いますので、また来年ぜひ演奏しましょう。
全く予想もしていなかったイレギュラーなことで、アンサンブル中断の時期もありましたが、今年も一年ありがとうございました。
また来春から、楽しく演奏できることを楽しみにしています!
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