クラリネット初心者でも綺麗に合奏できる方法
東京クラリネット教室2019年8月26日、今年8回目の合奏未経験者向けアンサンブルが行われました。
すっかり、講師含めて3名のアンサンブルで落ち着いていますが、そろそろ新しいお仲間をお迎えしたいですね。
新メンバーがいらした時に、しっかりリードできるように、アンサンブルの基礎力を毎月ちょっとずつアップしておきましょう。
今日の演奏曲は、前回からスタートした、シューベルトの『菩提樹』です。
小節のあたまを必ず意識する
いつものように、最低音からhigh B♭までロングトーンをしたら、軽くチューニング。
チューニングは、1回で合いました。
さっと合うのは、長い間一緒に演奏してきたからですね。
やはり、気心が知れている仲間で演奏する、ということのメリットが、こういう部分にもあると感じます。
では早速、曲の合わせを始めましょう。
いつも話していますが、やはり複数人で合わせる時は、小節のあたまを揃えることが大切です。
もちろん、タイや休符などで、小節の最初に音がない場合もありますが、全てのパートがそのような作りになっていることはほぼないはずですので、音があるパートは、しっかり揃えて入ることを意識しましょう。
そこが揃うだけで、聞こえ方が大きく変わります
違う動きははっきりと吹く
また、もう1つ大事なことがあります。
他のパートと違う動きの時は、はっきり動くことです。例えば、今回やっている曲の楽譜は、このようになっています。
一番上のパートはメロディーですので、下2つのパートで考えると、オレンジの丸の中の音符が、先述の「他のパートと違う動きの音」に当たります。
強すぎてはいけませんが、動いていることがわかるように、しっかりと吹きましょう。
自分だけが動くとなると、「間違って吹いていたらどうしよう…」と少し自信がなくなってしまいがちですが、堂々とはっきりと吹いて下さい。
これらの音がクリアに聞こえることで、音楽に動きや、響きの変化が生まれます。
難しい部分から重点練習
今回の曲は、後半から
- 転調する
- 役割が入れ替わる
- 作りが少し複雑なため、前半に比べて合わせにくくなる
など、同じメロディーを繰り返しているにも関わらず、「前半ができれば後半もできる」というわけにいかない構成になっています。
しかしその分、後半をきっちり練習したあとは、前半が簡単に感じ、精度が上がりましたね。
最後の通しは、今すぐ本番でも大丈夫!くらいの出来でした。
また1ヶ月空いてしまいますので、各パートの動きを意識するためにも、自分のパートと併せて、他のパートの楽譜も視界に入れつつ吹く練習をしておいて下さい。
新しい曲もそろそろ準備する予定ですので、不安点はしっかり払拭しておきましょうね。
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