人に届く演奏をするために気にかけるべきこと
東京クラリネット教室2018年8月29日、第28回目のバンドアンサンブルが開催されました。
いよいよ日曜日にライブを控え、本番前最後の合わせです。
今日は、お手伝いでバスクラリネットを吹きに来てくれている方が、残念ながら欠席でしたが、B♭クラリネットのライブ参加メンバー4名と、ベース・ドラム・キーボード(時々バスクラリネット)、そこにプラスして、普段は合奏未経験者向けアンサンブルに参加している方が、今回は予定が合ったとのことで、クラリネットを持って見学&体験に来てくれました。
最近はこのように、アンサンブルに参加されている方が、別のクラスにも興味を持って下さることが多くて、嬉しい限りです。
また、1年ちょっと振りに、アンサンブルクラス初期にお手伝いいただいていたドラマーさんが、今回のライブで再び素敵なドラムを叩いてくれることになりました。
とっても楽しみ!
演奏曲目(順不同)
- Take Five
- American Patrol
- リトルマーメイドメドレー
- Daydream believer
- My Favorite Things
- ルパン三世のテーマ
もうすっかりお馴染みとなった6曲ですが、ライブに向けてかっこよく仕上げましょう。
聴き応えのある演奏にするには?
このアンサンブルでは、普段は個人個人好きなように吹いてもらっていますが、ライブ直前ということで、お客さんの心を掴むためのポイントを1つ。
強弱をしっかりつけましょう!
のっぺり平坦な演奏よりも、強弱がちゃんとあって、メリハリのある音楽の方が、聴いていて楽しいですよね。
ですので、普段から皆さん、強弱には気を配っていることと思います。
ただ、ここに落とし穴があるのです。
楽譜を見ていない人に伝える、ということ
強弱だけではなく、アーティキュレーションなどについても言えることなのですが、奏者は基本的に楽譜を見ています。
「暗譜してるから、見てないもん」という時でも、その曲の楽譜に何が書かれているか知っていますよね?
「ここでは強く吹く」「ここはだんだん弱くしていく」と、楽譜の指示の通りに演奏していくわけですが、楽譜を見ているとついついその通りにできている気になってしまいます。
学校の部活に教えに行った時にも「そこはもっとこうしてみて」と伝えると、「やってます」と返答されることがちょくちょくありますが、やっていても伝わらなければ意味がないのです。
楽譜を見ている私にさえ伝わらない演奏は、楽譜にどんな指示が書かれているか知らないお客さん達には、絶対に伝わりません。
伝わらないのであれば、やっていないのと同じ。
「ちょっとやりすぎかも…」と思うくらいやってちょうどいい、なんてこともあるのです。
人を惹きつける演奏を目指そう
今回は、合奏が始まる前に、強弱を意識してほしいということを伝えてあったので、「ここはどんな風にクレッシェンドとデクレッシェンドをつけたらいいですか?」という質問があったりして、より良い演奏にしようと皆さんが頑張っていることが、ひしひしと伝わってきました。
ライブで演奏するからには、聴いている方にかっこいいと思ってもらいたいですし、一緒にやりたいと思ってほしいですよね。
まだあと数日あります。
人に伝える演奏をするにはどうしたらいいか、1人1人が工夫して、楽しく素敵な演奏を目指しましょう!
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