「こなれた演奏」をするためには
東京クラリネット教室2019年2月26日、第34回目のバンドアンサンブルが開催されました。
本日は、B♭クラリネット2名・バスクラリネット・ドラム・ギター・キーボード(時々B♭管)の6名での演奏です。
なかなか全員揃わなくて寂しいですが、このメンバーだからこそできる演奏を目指していきましょう。
演奏曲目(順不同)
- ルパン三世のテーマ
- American Patrol
- Take Five
- グラジオラス
- My Favorite Things
- スーパーマリオブラザーズ
楽譜にある情報を音にする
どの曲もかなり慣れてきて、特別意識をしなくても、吹けるようになってきました。
そういう時こそ、しっかり楽譜と向き合いましょう。
なんとなくでも吹ける、ということは、なんとなくな演奏になってしまっていることを意味します。
それは、「こなれてきた演奏」と似て非なるもの。
演奏が、ただの作業になってしまっている可能性があります。
それでは、演奏していても楽しくなくなってしまいますので、まずは自分の楽譜に書いてあることをきっちりと再現しましょう。
- リズム
- 強弱
- アーティキュレーション
- 表情記号
など、楽譜には、その通りに吹けば曲がきちんとできあがる情報が、たくさん詰まっています。
「自由な演奏」も大切ですが、指示があるものに関しては、一度指示通りに吹くことを心がけるといいですね。
その上で、自分以外のクラリネットパート、ギター、ドラムなどのかっこいい点・気に入った点を取り入れられると、もっと楽しい演奏ができ、その先に「こなれた演奏」が待っています。
周囲の情報をしっかり取り込む
さらには、周囲のパートとの関わり方に気を配ったり、自分の立ち回り方に気を回せれば、合わせる楽しさも倍増します。
隣の方のクラリネットのベルの動きを横目でちらりと見て、タイミングを計って音の出を合わせる、なんてことができると、1人で吹いていては絶対にできない体験ができますし、演奏もレベルアップします。
別の楽しみ方としては、「何か新しい発見がないかな」とアンテナを張ってみたりするのも、おもしろいですね。
「あ、ここでこんな動きしてる人がいるんだ」「このパートって、実はすごく重要じゃない!?」などなど、発見はなんでもいいんです。
ただ漫然と繰り返すだけではない演奏を目指しましょう。
「今できる最高」を目指す
どうしても、同じ曲を長く演奏していると、言葉は悪いですが惰性になりがちです。
しかし、その時・そのメンバーでできる演奏は、一度しかありません。
「今日も楽しかった!」と思える演奏のために、常に新鮮な気持ちで楽曲と向き合えたらいいですね。
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