アンサンブルの質が向上するポイント
東京クラリネット教室3日連続のアンサンブル、昨日に続く第二回目は「合奏未経験者向けクラリネットアンサンブル」です。
メンバーは今回も変わらず、講師を含めクラリネット3名でのアンサンブルとなりました。
本日のクラリネットアンサンブル演奏曲目は、前回から新曲で始めた「アイネクライネナハトムジーク(第2楽章)」を含む3曲。
- 新世界より(第2楽章)
- 新世界より(第4楽章)
- アイネクライネナハトムジーク(第2楽章)
演奏の質を上げること
「新世界より」の二曲は、かなりまとまってきました。
時々リズムが狂ったり、間違えたりもしますが、一曲通して演奏できるようになってきました。
クラリネットアンサンブル一年生の二人はすくすくと上達しております。
しかし綺麗なハーモニーという部分ではまだまだなので、これから仕上げに向けて演奏の質を高めていきます。
演奏の質を上げていくには、演奏技術はもちろん、人の音を聞くことや、譜面にはない呼吸を合わせる、といったことも重要になってきます。
様々な要素が重なり合い、全員が息の合った演奏をミスなくこなすことで、アンサンブルの質は上がっていきます。
アイネクライネナハトムジーク(第2楽章)
先月から新曲として取り組み始めた、アイネクライネナハトムジーク(第2楽章)。
前回のアンサンブルでは、一回目の合わせはガタガタでしたが、今回はかなりマシになっていました。
お二人とも、クラリネットを練習したことがわかる演奏でした。
楽譜に翻弄されないように
アイネクライネナハトムジーク(第2楽章)は、ゆったりと優しく演奏される曲のため、慣れないとついつい楽譜の見た目につられ、途中から急に早く吹いてしまったり、急に遅くなってしまったりすることがあります。
しっかりと音符を読みながら正確なリズムで演奏するには、曲をイメージしてしっかりテンポを刻みながら演奏することが重要です。
「ゆっくりすぎていつもの4分音符が4分音符に感じられない……」
こんな時は、まずはクラリネットを置いて、曲を頭に入れてしまうのも良い手段です。
きっちり覚えてしまえば、リズムは身体に染み込みます。
曲が頭に入った状態で演奏すれば、あれ、ここはこんな風に吹くはずがないよね?
と自分で気づけるようになります。
タイミングを合わせる方法
曲が身体に染み込み、リズムもテンポもしっかりキープできるようになったら、他のプレイヤーと演奏を合わせることに意識していきましょう。
「なんだか周囲とタイミングが合わないな」
合奏に慣れてくると、そんな感覚に気づくことがあります。
こんな時は、隣にいるプレイヤーを意識することで、リズムが取りやすくなります。
他のプレイヤーの楽器や身体の揺れ、呼吸のタイミングに合わせて演奏してみましょう。
アンサンブルでリズムに悩んでいる方は、ぜひ試してみてくださいね。
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