基礎的な課題を知って演奏の質の向上を目指そう
東京クラリネット教室合奏未経験者向けクラリネットアンサンブルレッスンが開催されました。
今回も前回同様、講師を含め、クラリネット3名でのアンサンブルとなりました。
来月はクラリネット発表会を控える生徒さん、本番に向けてしっかり仕上げていきましょう!
本日の合奏未経験者向けアンサンブルの演奏曲目は、
- アイネクライネナハトムジーク(第2楽章)
- 新世界より(第2楽章)
- 新世界より(第4楽章)
前回に引き続き以上3曲。
全曲すっかり演奏し慣れてきましたが、まだまだ基礎的な課題が見え隠れしています。
- 正確にリズムを刻むこと
- 音符を正確に読みとること
- 突如テンポを変えないこと
今回はこの課題にしっかり取り組んでいきましょう。
ウォームアップ
まずは全員でロングトーン。
一人の生徒さんは、クラリネットで初めて吹けた高音域に大変満足そう。
クラリネットはレジスターキーを使い、高音域に入ると、演奏の幅がどんどん広がります。どうせ鳴らないし、と諦めている初心者の方は、どんどん挑戦してみてくださいね!
楽譜とずれる時の解決方法
まずは一通り通して現状確認。
最初の通しとしてはここ数ヶ月で一番良かったのですが、リズムがズレてしまうところがまだあります。
慣れるまではとにかく一拍ずつしっかりカウントする「癖」をつけることが重要です。
原曲があるなら、カウントしながら歌い、身体に覚えさせしょう。
皆さんハッピーバースデーは歌えますか?
私は何百人と一緒に歌ってきましたが、ズレてしまう人はいませんでした。(音程がズレる方は多くいます)
なぜリズムがズレないのでしょう?
これは子供の頃から何度も歌い、身体に染み込んでいるからです。
まずは、クラリネットを持たなくても大丈夫!
何度も聞き直して、手で身体でビートを刻んで正確に覚えてから、楽譜と向き合うのもまた一手です。
合奏でテンポキープするコツ
初心者の方や、合奏未経験者に多く見られる傾向ですが、楽譜の書き方に流されることが多くあります。
楽譜は、見やすくするために、同じ拍数なのに、一小節のスペースが異なる大きさで書かれていることがあります。
見た目が急に長くなったり、短くなったりする度に、「急がなきゃ」「ゆっくりしなきゃ」と視覚的に勘違いしてしまうことがあります。
惑わされないで!
よほどの事がない限り、テンポは変わりません。
指導者がいる時は必ず注意点として、事前に挙げてくれるはずです。
しっかりテンポをキープしていけるよう、練習に工夫を凝らしてみてください。
常にクラリネットを持ち楽譜を追いかけるより、効率的に習得できることもありますよ!
練習の質を上げて上達するために
これを読んでいる皆さんも、様々な悩みがあるかと思います。
まずは小さな目標を立ててみてください。
今あなたがクラリネットで、できないことは何でしょう?
今クラリネットでやれるようになりたいことは何ですか?
なぜそれができるようにならないのでしょう?
理想の演奏から逆算して、的確な練習を心がける必要があります。
その的確な練習方法がわからなければ、無料体験で上達できるきっかけだけでも、つかみにきてくださいね。
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