常に「聴く」を意識して演奏することの重要性
東京クラリネット教室2018年9月26日、今年9回目の合奏未経験者向けアンサンブルが行われました。
ここのところ、寒暖の差が激しかった上、天気も悪いので、体調を崩してらっしゃる方が多いですね。
合奏未経験者向けアンサンブルのメンバーの方も、今日のお仕事中に発熱されてしまったそうで、急にお休みとなってしまいました。
先月、体験にいらして下さった方が、今回から正式に参加して下さることになり、「今日は久しぶりに5名でアンサンブル!」とワクワクしていましたが、残念ながら来月以降にお預けです。
皆さまも、お体にはお気をつけ下さいね。
聴く訓練で耳の力がアップ!
お一方、お仕事の都合で遅れていらっしゃることになっていたので、それまでにロングトーンとチューニングをして、お待ちすることにしました。
チューニングをするようになってまだ数回ですが、ぴたっと合うまでの時間が、とても早くなりました!
機械に頼らないチューニングで大切なのは、耳を使うこと。
最初の頃は、ずれていることもよくわからなかったと思いますが、ずれに気づける耳が育ってきて、さらには、音を合わせる力が、かなりの勢いでついてきているのがわかります。
次の段階は、曲の中でも耳を使って合わせられるようにすること。
少しずつ頑張っていきましょう。
アンサンブル力、メキメキ向上中
メンバーが揃ったところで、曲練習スタートです。
今日の演奏曲は、いつもよりボリュームがありますよ!
- ラルゴ(オンブラマイフ)
- トロイメライ
- くるみ割り人形より 行進曲
- くるみ割り人形より 花のワルツ
『ラルゴ(オンブラマイフ)』は、前回お話したように、今日で仕上げ。
1曲にかける、初回から仕上げまでの時間も、格段に短くなってきましたね。
参加されている方達は実感がないかもしれませんが、私から見ると全てにおいて、どんどんレベルアップされています。
今後は、奏者同士のテンポ感を揃えること、それをキープすること、また、より音楽的に吹くことなどに、気を回せるようになるといいなと思います。
初舞台決定!
そして、12月に、東京クラリネット教室第3回発表会が決まりましたので、この合奏未経験者向けアンサンブルも、初舞台を踏むことになりました。
『トロイメライ』『くるみ割り人形』2曲は、その発表会で演奏する曲です。
以前仕上げてから、少し時間が空いてしまったことと、曲によっては初めて演奏する方がいらっしゃるので、しっかり作り直していきましょう。
「聴かせる」演奏をするには
曲を人前で演奏する上で、特に大切なのは「始め」と「終わり」です。
もちろん、全ての音符・休符に意味がありますので、きちんと演奏せねばなりませんが、お客さんの前で演奏する時に、その2点がピシッとできていると、良い印象を与えることができます。
曲の始め
当然、第一印象を決めるのが、この部分になります。
「この人達の演奏を、きちんと聴いてみたい」と思わせるには、出だしの数音に、特に気を配る必要があります。
コンクールの審査員など、たくさんの演奏を聴かねばならない人は、全ての団体の全ての音に気を配っていると疲れてしまうので、曲の始めがどう聞こえたかで、その団体の評価を決める、という噂を聞いたこともあります。
それくらい、曲の始まりというのは大切なものです。
きちんと準備をして、最善の演奏をしましょう。
曲の終わり
「終わり良ければ全て良し」ではありませんが、終わりがぐちゃぐちゃになったり、尻すぼみになってしまうと、「今の演奏はなんだったんだ…」と、聴いてくれている方をもやもやした気分にしてしまいます。
自分達も、すっきりしないですね。
華々しく終わる曲にせよ、しっとり終わる曲にせよ、その曲の本来持つエンディングを迎えられるように、しっかり計算して終わりに向かいましょう。
個人練習は済ませておく
日数的にはまだまだありますが、アンサンブル自体はあと3回。
アンサンブルの場では、音楽的なことを高められるように、個人練習をしっかりしておいて下さい。
余裕があれば、「ここはどう吹いたらいいかな?」というところまで、考えてこられるといいですね。
次回アンサンブルも、楽しくきっちり演奏しましょう。
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