自分の楽器の音程を正しく知っておこう
東京クラリネット教室2019年7月29日、今年7回目の合奏未経験者向けアンサンブルが行われました。
3週間前に2度目の発表会出演を果たし、また経験を積まれたお二方。
心なしか、顔つきも違うような気がします。
今日からは、早速次の発表会に向けて、新曲『菩提樹』の練習スタートです。
新曲は参加者のリクエストで
『菩提樹』は、シューベルトの歌曲集「冬の旅」の1曲です。
これまで、合奏未経験者向けアンサンブルでは、発表会が行われる季節に合わせて曲を決め、演奏してきました。
今回は気分をガラッと変えて、全く関係ない曲を選ぼうかとも思ったのですが、参加されてる方の「次の発表会では、やっぱり冬の曲をやりたいですね。シューベルトの歌曲集の中の曲はどうですか?」の言葉により、こちらの曲に決定しました。
この『菩提樹』が、「冬の旅」の1曲だとご存知だったこともすごいですが、「アンサンブルでやってみたい!」とリクエストしていただけるのも、ありがたいことです。
今後もぜひ「この曲をクラリネット重奏でやりたい」というご希望を、どんどんお伝えいただけたらと思います。
自分の楽器の音程を知っておく
今日は、久しぶりにきちんと全員でロングトーンを行いました。
全くチューニングしていない状態で始めたのですが、それでもぴったり合う音、逆に大きくずれる音、といろいろでしたね。
この時期、どうしても暑いので、チューニングがずれやすくなります。
自分の楽器が、これくらいの気候の時に、ケースから出してすぐだとどれくらいの音程なのか、基礎練習後だとどれくらい上がるのか、などをしっかり把握しておくと、いざチューニングをする時に、スムーズに合わせることができます。
また、演奏中はどんどん上がっていきますので、その上がり幅も知っておけば、対応が容易になります。
吹いている最中に、チューナー(チューニングメーター)のマイクを、ずっとベルにつけたままにしておくようなことは、私はお勧めしていませんが、「合奏の前に合わせたから、全ての音程が大丈夫」ということはありませんので、しっかり耳を使って、周囲と音程を合わせるくせをつけておきましょう。
夏こそこまめな掃除を
またこの季節、暑いですし、クラリネット本体にあまり水が溜まらないイメージがあるかもしれませんが、エアコンのある場所で練習していると、管体が思いの外冷えているので、結構あっという間に水が溜まります。
気づいたら、足元にぽたぽた…ということも。
水が垂れるまで掃除しないのは、放置しすぎです。
冬場と同じように、こまめな掃除をしましょう。
徐々に他パートに気を回す
『菩提樹』は、初合わせにしては、上手に吹けましたね。
もっと縦の線を意識できると、演奏がすっきりします。
自分のパートに慣れてきたら、視界を広く使って、他のパートに気を回せるようにしていきましょう。
来月も楽しみにしています。
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