「吹いていて楽しい」を追求しよう
東京クラリネット教室本日は、合奏経験者向けアンサンブルが行われました。
参加者は、今日も3名。
やはり皆様、年度末はなかなかご都合がつかないようです。
ただ、昨年12月に体験という形でご参加いただいた方が、今月から正式に加わって下さることになりました!
仲間が増えるのは嬉しいですね。
曲は、前回に引き続き、B.ホルコム編曲『スコット・ジョプリン・ポートレイト』です。
急遽楽器編成変更!
先月もご参加いただいたお二人からは「頑張って練習してきました!」との嬉しいお言葉もいただき、まずは通し。
…というところで、バスクラ担当の講師に、異変発生。
朝から、体の右側の首から鎖骨にかけての筋に違和感があったのですが、バスクラを構えたらめちゃめちゃ痛い!
バスクラって、右手をすごく伸ばして構えてるんだなぁ…と、妙なところに感心しつつ、「無理してバスクラじゃなくていいですよ~!」との、皆様の温かい声と、「このパート、B♭管で吹いてもいいよ」とバスクラの楽譜に書いてあったこともあり、B♭クラリネットの四重奏として、今日は演奏することになりました。
1回通しましょう
前回のアンサンブルでは、半分ちょっとのところまで細かく仕上げたので、やはり途中までは順調。
バスクラがないと、音に深みはありませんが、問題はなさそうです。
初見の方は、案の定「ん?ん?」と言いながらの演奏になりましたが、まずは楽譜を追ってもらう、ということで、とりあえず先に進むことに。
しかし、後半に入った途端、他の方々もなんだかたどたどしい演奏になってしまいました。
そういえばお二人揃って「練習したけど、後半はよくわからないんですよー」って、さっきおっしゃってたな…
ラグタイム恐るべし、です。
いつもの手順で進めてみたら…
なんとか最後まで(ほぼ無理矢理)通してから、曲の後半を整理していくことにしました。
この『スコット・ジョプリン・ポートレイト』は、10曲ほどジョプリンの代表曲が繋ぎ合わされているので、今日は一番最後の曲からやって「はい!この曲吹き終わりました!」を体験していただいてから、だんだんさかのぼっていこうと思います。
そこで、いつも通り「こことここのパートが同じ動きですよー」「このパートは伴奏ですね」とやっていたのですが、なんだかいつもと雰囲気が違うような。
はまるはずのリズムも、なかなかパシッと決まりません。
あれれ?
そんな時もありますね
どうも皆さん、覇気がないし、今一つ乗りきれてない様子。
しばらくは様子を見ていたのですが、「お!できた!」という手応えを感じられているようにも見えないので、今回は思いきってこの曲は打ち切ることにしました。
奏者の気持ちは、演奏に如実に表れるので、「うーん…」と思いながら演奏しても、絶対に明るい演奏にはなりません。
それに、楽しめないものを延々とやったって、苦痛なだけですからね。
せっかくなら、楽しみながら上達できるのが、一番です!
6月には初舞台!
「前回やった時は、なかなか自分ではやらないジャンルなので楽しかったんですが、今日はなぜか気分が乗らなくて」と、帰りにそっと教えてくれた生徒さん。
また気分が乗った時に、ぜひやりましょう。
そんなわけで、『スコット・ジョプリン・ポートレイト』はいつかまた。
まだ少し時間があったので、その後は6月の発表会で演奏する曲の相談や、候補曲の音出しに充てました。
もっともっとメンバーが増えるように、発表会ではかっこよく演奏しましょうね!
来月のアンサンブルも、楽しみにしています。
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