前回の合わせから間が空いてしまった時にやるべきこと
東京クラリネット教室本日は、合奏経験者向けアンサンブルが行われました。
今月はお休みの予定だった方が、スケジュールを調整して来て下さったり、見学&体験の方がいらして下さったり、B♭クラリネット7名とバスクラリネットの計8名で、賑やかなアンサンブルになりました。
演奏曲は、前回に引き続き『キャラバンの到着』と、1月に演奏した『A列車で行こう』です。
どちらも、7月の発表会で演奏しますよ!
前回の練習から時間が空いた時は
まずは『キャラバンの到着』から合わせますが、今日は初見の方が2人いらしたことと、先月やったことをしっかり思い出していただくために、各自がクラリネットを出してから、合わせ始めるまでの音出しの時間を、少し長めに取りました。
せっかくメンバーが集まっているアンサンブル。
どんどん合わせる時間を取った方が効率的なことも、もちろん多くあります。
ただ、今回のように、楽譜に馴染みがない方がいたり、前回の合わせから時間が経ってしまっている場合、それぞれが自分のことで精一杯になってしまい、「アンサンブルをすること」に気が回らない可能性が高くなります。
指揮者がいないアンサンブルにおいては、その場の状況に応じて、どう進めることが一番効果的なのかを、常に考えるようにしましょう。
自分の状態を正しく判断する
たっぷり音出しの時間を取ったあとは、一度通してみましたが、やはり
- きちんと覚えていて、吹けること
- 覚えているけどできないこと
- すっかり忘れていること
に、どうしても分かれてしまいますね。
この曲に関して言えば、先月のアンサンブルで、分解と組み立て作業をしっかり行いました。
しかし、いくら細やかに練習していても、それはアンサンブルの場での一度だけのこと。
指にも自分自身にも定着させるには、繰り返し同じことを行う必要があり、時間がかかります。
通した時にできなかった箇所は、なぜできなかったのかをしっかり分析し、まず思い出すことが必要なのか、それとも覚え込ませることが必要なのか、自分に足りてない部分をきちんと見つけ、対処しましょう。
闇雲にクラリネットを吹いてみても、遠回りになってしまいます。
「応用」で練習時間短縮
今回は、先月やり残した後半部分を、かなり細かく見たので、最後の通しでは、後半はすっきりまとまりましたが、前半を思い出しきることができず、なんだか不安げな演奏になってしまいました。
曲の後半でやったことで、前半でも活きることは多々あります。
もちろん、逆も然り。
何度もお伝えしてきましたが、音楽は応用です。
クラリネットを練習するには、ある程度まとまった時間と、場所が必要ですが、楽譜は隙間時間に目を通すことができます。
「あ、こことここ、同じじゃない?」と、楽譜を見直しておくことで、実際に楽器を持った時に、パッと演奏できますし、どう吹こうかと悩まずに済みます。
2か月ぶりとなった『A列車で行こう』も、吹きながら思い出していくような状態でしたので、来月に向けて、前回の引き出しをきちんと開けておきましょう。
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