苦手な部分がある時の気持ちのコントロール方法
東京クラリネット教室
2020年10月26日、今年6回目の初級者アンサンブルが行われました。
今回からは、しばらくお休みされていた方が復帰され、体験参加の方もいらっしゃって、人数が今までで一番多かったので、これを機に生徒さん達だけでアンサンブルしていただくことにしました。
B♭クラリネット4名で、頑張って下さいね!
演奏曲目
- 星に願いを
- 小さな世界
チームワークは演奏に出る!
やはり、お互いを知ることは、良い演奏に欠かせません。
仕事で参加したこともありますが、寄せ集めの奏者でのアンサンブルと、気心の知れたメンバーとのアンサンブルでは、やはりよく知っている人達と演奏する方が、アンサンブルとしての完成度が高い演奏になると思います。
というわけで、今回はまず自己紹介から。
お互いのクラリネットに懸ける情熱も知れて、「同じ目標に向かって頑張ろう!」と、思いも新たにできたのではないでしょうか。
早速、その後のロングトーンの精度も上がっていましたよ。
練習の最初と最後に通してみよう
全員揃ってのロングトーンが終わったら、一度2曲とも通してから、細かく見ていきましょう。
アンサンブルだけではなく、ソロ曲でもそうなのですが、練習の最初に通してみることは、大きな意味を持ちます。
前回の練習から、どれくらい良い状態を維持できているのかの確認にもなりますし、その日にどこを中心に練習するべきなのかも見えてきます。
また、練習の最後に再び通してみると、練習した成果が目に見えてわかるだけでなく、次の練習に向けての課題を見つけることができます。
本番に向けて練習している曲がある時は、ぜひ練習の最初と最後に通すようにしましょう。
苦手な部分に対しての意識の持ち方
今回演奏している曲は、皆さん耳馴染みがあると思いますが、各パート「嫌なポイント」「苦手なポイント」がありますね。
その部分をどう意識するかというのが、演奏の出来を大きく左右します。
苦手であれば、当然重点的に練習しますので、自分の中のウエイトが大きくなりますね。
これが要注意。
ウエイトが大きいということは、意識しやすくなってしまいますので、「嫌で苦手なところが近づいてきた…」と演奏中に思ってしまうと、気もそぞろになってしまい、緊張状態になり、体はこわばります。
すると、手前の関係ないところでつまずいたり、いざその苦手部分に臨む時に、指が動かなかったり、息がうまく入れられなくなって「あぁ、やっぱり苦手…」という経験を積んでしまうのです。
難しいことではありますが、苦手を意識しすぎないことが大切です。
「あれだけ練習したのだから大丈夫」と思えるくらい練習をしておけば、安心して演奏することができますね。
また、その部分を吹き終わったあとも大事。
うまくいって「やったー!」も、思うように吹けなくて「あー、駄目だったー…」も、どちらもやってはいけません。
目の前のことに集中しましょう。
特に「やったー!」は、その後に驚くようなミスに繋がることがあります。
今まで一度も間違えたことがないところで引っかかったり、急に指がおぼつかなくなったり、想定外のことが起きますので、絶対にやめましょう。
練習で自信を手にする
私も、苦手を意識するあまり、本番でいろいろとやらかしてきました。
「気にしない」と言っている時点で、気にしていることになるので、本当に気持ちのコントロールは難しいのですが、先述の通り「あんなに練習したじゃないか!だから大丈夫」という自信を持つための練習をして、本番に向けて頑張っていきましょう。
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