他の楽器とアンサンブルしてみよう!
東京クラリネット教室今日から、アンサンブルのクラスが開講しました。
個人レッスンでは、生徒さんの希望や状況に合わせて、細かくレッスンできる一方、講師がピアノ伴奏をしてソロ曲を吹くか、講師との二重奏くらいしか「人と合わせて吹く経験」ができません。
「アンサンブルも合奏もとても楽しいのに、それはもったいない!」ということで、今回このアンサンブルクラスは設置されました。
教室としては、「縁あって東京クラリネット教室に通って下さっているので、生徒さん同士の交流が深まればいいな」という想いもあります。
今日は、1名が「ぜひやってみたい!」と名乗りを挙げて下さり、もう1名見学の方も来てくれました。
基本的には、生徒さんご希望の曲を演奏する、という形で当面はやっていく予定なので、参加の生徒さんが大好きなビートルズを、今日は演奏します。
編成は毎回変わりますが、今日はクラリネット・ギター&ベース(曲によって持ち替え)・ドラム・キーボードの4人で行いました。
演奏曲目(順不同)
- Eleanor Rigby
- In my life
Eleanor Rigby
『Eleanor Rigby』は、ドラムのカウントに合わせて、最初から全員で一斉に音を出す曲。
初めてのアンサンブルで、その出だし。
しかも少し苦手な音域です。
生徒さんの緊張が、手に取るようにわかりました。
この曲は、原曲が「e-moll(ホ短調)」なので、クラリネットで吹くと「fis-moll(嬰ヘ短調)」、♯が3つの調になります。
In my life
また、『In my life』は原曲「A-dur(イ長調)」、クラリネットは「H-dur(ロ長調)」、♯が5つです。
♯だらけになってしまうのは、クラリネットの宿命ですね…
「ド」に♯がついた時点で、真ん中の音域(チューニングの「ド」周辺)に、右手小指を使った替え指がたくさん出てくるようになります。
普段から、ロングトーンの時などに替え指を使って、慣れておくようにすると、曲で出てきても焦らずに済みます。
毎回やる必要はありませんが、曲をやる時になって「これ、指どうやるの!?」ということがないようにしておいてほしいと思います。
普段とは一味違う音楽体験
それぞれの曲を何回か繰り返したり、部分練習をしたりしていたら、あっという間に終わりの時間。
最後に一度ずつ通して、第1回アンサンブルは無事に終わりました。
かなり緊張されていたので、生徒さんはヘトヘト。
希望して来て下さったのに、あまりの緊張で、始まる前には「今回限りで、次はやりませんから!」とおっしゃっていて、どうなることかと思いましたが、終了後には「すごく楽しかったです!」と言っていただけて、こちらもほっと一安心です。
見学の方も「私もやりたいです~!」と言ってくれているので、お仕事が落ち着く6月から参加していただけそうです。
個人レッスンとは一味違う体験ができるアンサンブル。
もっとたくさんの方に体験していただけるといいなと思っています。
ぜひ一度、見学にお越し下さい。
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