個人レッスンではできない体験をしよう
東京クラリネット教室第5回目のアンサンブルです。
今日から、吉祥寺のスタジオを利用することになりました。
西荻窪のスタジオ同様、駅からも近く、ちょっとした待合スペースもあり、時間までゆっくりお茶をしたりすることもできます。
今日は、7月に入会された生徒さんと、講師の古くからの吹奏楽仲間(オーボエ&サックス吹き)が、見学に来てくれました。
演奏曲目前半(順不同)
- 君をのせて
- アシタカとサン
- 愛を感じて
演奏曲目後半(順不同)
- Eleanor Rigby
- In my life
- A day in the life
- Strawberry fields forever
アンサンブルには平常心で挑みましょう
まずはディズニー・ジブリ班。
こちらで吹いている生徒が、来月からはもう1つのクラスの、ビートルズのアンサンブルに参加してみたいとのことで、ひとまず今日で仕上げです。
先月はクラリネットとギター、キーボードだったので、少しシンプルなアンサンブルでしたが、今日はドラムも入って演奏がビシッと締まりました。
やはり、合わせるのは人数が多い方が楽しいですね。
ただ、生徒は「仕上げなきゃ。きちんと吹かなきゃ」とかなり強く思っているようで、思いもしないところで、楽器がピーピー・キャーキャー言っています。
本番などでもそういうことはしばしばあるかと思いますが、それは緊張や気合いで口に力が入ってしまうから。
「え?このくらいで?」というくらい、ごくわずかな力加減の変化で、リードミスは発生します。
気持ちのコントロールというのはなかなか難しいですが、なるべくいつも通り吹けるように、何回かお話している通り、平常心で合わせや本番に臨めるようにしたいですね。
比較的ゆったりして、音数も少ない1曲目が終わったところで、見学の生徒さんに「一緒に吹いてみませんか?」とお声掛けしてみました。
アンサンブルの前にレッスンがあったので、楽器をお持ちだったのです。
「いやー、それはちょっとー…」という言葉とは裏腹に、楽器を組み立ててくれた生徒さん。
いい方です。
個人レッスンだけでは得られない経験
急に開催された初見大会ですが、音間違いもなくパーフェクト!
レッスン中は自信なさげになさっている生徒さんですが、思わぬ特技を見つけることができました。
また、元々吹いていた生徒にとっても、合奏の場においてクラリネット2本で吹くのは初めての経験。
ハモリではなく、同じ音を吹くだけでも、音に厚みが出て楽しさが増します。
それに、相乗効果なのか、とても落ち着いて吹けました。
隣に、初めての楽譜をすらすらと吹く方がいる、という状況も、いい刺激になったと思います。
個人レッスンでしか得られないこと、アンサンブルすることによって得られること、やはりそれぞれにメリットがあることを改めて感じ、多くの方にそれを体感していただきたいとしみじみ思いました。
残りの曲は、少しリズムが複雑だったので、アンサンブル体験はおしまい。
見学に戻っていただきました。
いきなりの参加でしたが、しっかり楽しんでいただけたようで良かったです。
お仕事がお忙しい方ですが、ご都合が合う時はまたぜひご参加いただきたいと思います。
その後は、いよいよ仕上げです。
先程の効果か肩の力も抜け、すっきり全曲を終えることができました。
次のレッスンからは、新譜を頑張っていきましょう。
知っている曲だから安心できる
そしてビートルズ班。
来月からやる予定の新曲『Strawberry fields forever』を「これやりたいんですけどー…」と生徒さん。
私達のリハーサルは済んでいるので、リクエストにお応えすることにしました。
こちらの曲は、リピート記号、ダルセーニョ1・2、コーダ1・2…と、私達も一瞬考えてしまうような、複雑な繰り返し方をする楽譜なのですが、知っている曲だと迷わずにすらすらと読めるのがいいですね。
知らない曲を演奏する際にも、ここで身につけた知識を、ごく自然に使っていただけたらいいなぁと思います。
さて来月からは、前述の通り、生徒さん2人とベース・ドラム・ピアノでのアンサンブルになります。
見学に来てくれた友人も「楽しかったけど、なんで私がこっち(見学側)にいるんだろって思った。私も吹きたい」とのことなので、今後参加してくれるかもしれません。
どんどんアンサンブルの規模を大きくして、「1人でも、みんなでも楽しい!」を提供できる、良い教室にしていきたいなと思います。
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