クラリネットの練習の積み重ねで手に入るもの
お孫さんの七五三のお祝いに、クラリネットを演奏している動画をプレゼントする、とおっしゃっていた生徒さん。
先週は喉が痛くてお休みだったので、今日、その時のお話を伺いました。
かわいいお客さんに生演奏をプレゼント
結局、お食事会での披露は見送られて、おうちにお孫さんを招いて、生演奏をしたそうです。
楽器と楽譜、譜面台を用意していたら、雰囲気を察した3歳のお孫さんが、自分で小さな椅子を持ってきて、前にちょこんと座られたとのこと。
演奏を始めると、最初は静かに真剣に聴いていたのが、途中からはノリノリになって、おじいちゃまの演奏に合わせて踊ってくれたそうで、「曲を終わらせたくなかったです」とおっしゃっていました。
かわいらしい姿が想像できて、お聞きしてるだけで、思わず頬がゆるんでしまうお話ですね。
今回の心のこもった演奏の贈り物は、大成功だったようで良かったです。
レッスンで精一杯お手伝い致しますので、また何かの機会に、ぜひ素敵なプレゼントをしてあげて下さいね。
10年間のレッスンと練習で手に入ったもの
そんなお話を伺ったあと、ふとロングトーンに使われているノートを見ると、裏に「2006.12.18~」の文字。
私がお教えするようになってから、なんとまもなく丸10年です。
始めたばかりの頃は、ほとんど楽譜も読めなかった方で、譜読みの時に「ちょっとこの部分を歌ってみて下さい」と言うと、たどたどしく、音程もあまりない状態で歌われていました。
しかし、今ではかなりスムーズに、初めての楽譜も読めるようになりましたし、きちんと音の高低をつけて歌えることも多くなってきて、読譜能力や音感がしっかり身についていることがわかります。
こと音感については「幼少期に訓練をしないと…」と言われますが、それは絶対音感の話。
相対音感については、大人の方でも十分に身につけられることを、証明して下さっています。
成長を実感するにはぜひアンサンブルを
帰りに、来月22日(木)のアンサンブルで、クリスマスにちなんだ曲を、クラリネットの重奏でやろうと思っているとお話したところ、興味津々。
「今入っている予定が動かせたら、ぜひ参加したいです!」とおっしゃっていただけたので、その場で楽譜をコピーし、早速お渡ししてみました。
これでまた、アンサンブルの魅力を、生徒さんにお伝えすることができます。
今はバンド形式が主流ですが、これを機に、今後はクラリネットアンサンブルも併せてできたらいいなぁと考えています。
ご自身の成長を感じられるレッスンと、それを発揮する場。
その両方を、これからもご提供できるように、頑張っていきたいと思います。