ソロもアンサンブルも楽しもう
今日は、月1回のアンサンブルレッスンの日です。
7月に入会された生徒さんと、私の古くからの吹奏楽仲間(オーボエ&サックス吹き)が、見学に来てくれました。
見学のお二人が、この環境がめずらしくて写真を撮っているのはわかるのですが、いつも参加してる生徒まで混ざっているのはなぜでしょう…
初めて使うスタジオだから、テンションが上がったのかな…
一通り撮影会と準備が終わったところで、アンサンブル開始です。
まずはディズニー・ジブリ班。
こちらで吹いている生徒が、来月からはもう1つのクラスの、ビートルズのアンサンブルに参加してみたいとのことで、ひとまず今日で仕上げです。
先月はクラリネットとギター、キーボードだったので、少しシンプルなアンサンブルでしたが、今日はドラムも入って演奏がビシッと締まりました。
やはり、合わせるのは人数が多い方が楽しいですね。
気持ちのコントロールを意識すること
ただ、「仕上げなきゃ。きちんと吹かなきゃ」とかなり強く思っているようで、思いもしないところで、楽器がピーピー・キャーキャー言っています。
本番などでもそういうことはしばしばあるかと思いますが、それは緊張や気合いで口に力が入ってしまうから。
「え?このくらいで?」というくらい、ごくわずかな力加減の変化で、リードミスは発生します。
気持ちのコントロールというのはなかなか難しいですが、なるべくいつも通り吹けるように、平常心で合わせや本番に臨めるようにすること。
普段から小規模なアンサンブルで慣れておくと、本番環境への調整も楽になってきます。
比較的ゆったりして、音数も少ない1曲目が終わったところで、見学の生徒さんに「一緒に吹いてみませんか?」と声をかけてみました。
アンサンブルの前にレッスンがあったので、楽器をお持ちだったのです。
「いやー、それはちょっとー…」という言葉とは裏腹に、楽器を組み立ててくれた生徒さん。
いい方です。
相乗効果で楽しさ倍増
急に開催された初見大会ですが、音間違いもなくパーフェクト!
レッスン中は自信なさげになさっている生徒さんですが、思わぬ特技を見つけることができました。
また、元々吹いていた生徒にとっても、合奏の場においてクラリネット2本で吹くのは初めての経験。
相乗効果なのか、とても落ち着いて吹けました。
隣に、初めての楽譜をすらすらと吹く方がいる、という状況も、いい刺激になったはずです。
個人レッスンでしか得られないこと、アンサンブルすることによって得られること、やはりそれぞれにメリットがあることを改めて感じ、多くの方にそれを体感していただきたいとしみじみ思いました。
あとの2曲は、少しリズムが複雑だったので、アンサンブル体験はおしまい。
見学に戻っていただきました。
いきなりの参加でしたが、しっかり楽しんでいただけたようで良かったです。
その後は、いよいよ仕上げです。
先程の効果か肩の力も抜け、すっきり全曲を終えることができました。
次のレッスンからは、新譜を頑張っていきましょう。
頭に入っている好きな曲
そしてビートルズ班。
来月からやる予定の新曲を「これやりたいんですけどー…」と生徒さん。
私達のリハーサルは済んでいるので、リクエストにお応えすることにしました。
こちらの曲は、リピート記号、ダルセーニョ1・2、コーダ1・2…と、私達も一瞬考えてしまうような、複雑な繰り返し方をする楽譜なのですが、知っている曲だと迷わずにすらすらと読むことができます。
知らない曲を演奏する際にも、ここで身につけた知識を、ごく自然に使っていただけたらいいなぁと思います。
スケールや練習曲を吹きまくるのもいいですが、自分の好きな曲を演奏することも、とても大事なことです。
何故かと言うと、頭に入っている、更に自分の好きな曲となると、すでに曲のイメージがつかめています。
そのイメージをすぐに演奏に反映させたり、変化をつけたり、独自の表現をつけて楽しむことができます。
知らない曲でイメージしづらい曲を練習し続けるより、合間に大好きな曲を演奏してみることで、モチベーションも上がります。
自分の好きな曲ですし、なにせ楽しいですよね。
さて来月からは、前述の通り、生徒さん2人とベース・ドラム・ピアノでのアンサンブルになります。
見学に来てくれた友人も「楽しかったけど、なんで私がこっち(見学側)にいるんだろって思った。私も吹きたい」とのことなので、今後参加してくれるかもしれません。
どんどんアンサンブルの規模を大きくして、「1人でも、みんなでも楽しい!」を提供できる、良い教室にしていきたいなと思います。