音源を聴いて譜読みの不安を払拭!
アンサンブルに参加されている生徒さん。
以前からそうだったのですが、風邪などで喉の調子が良くなく、楽器を吹けない時でも、楽譜を持ってレッスンに来て下さっています。
ありがたいことです。
今日も、マスクを指差しながらいらっしゃって、「あー、また喉ですか…」とお互いがっかりしましたが、楽器が吹けない時なりのレッスンをしました。
今月から、アンサンブルで初めての曲を吹かれるので、その譜読みです。
歌うことと併せて大切なこと
譜読みの際に歌うことが、とても有効であることは何度も書いてきたので、ご理解いただけているかと思いますが、もう一点大事なのは「曲(メロディ)の把握」です。
数を数えれば、もちろん少しずつ楽譜は読み進められます。
また、「楽譜はすらすら読めるし、知らない曲でも平気!」という方もいらっしゃると思います。
しかし「読めても、ちょっと自信ないな…」という場合は、やはり曲を知ることが大切です。
音源を活用しよう
「曲を知る」と言っても、いろいろな方法があります。
まずは、音源を聴いてみましょう。
聴くのは、できれば自分が持っている楽譜と同じ編曲のものがいいですね。
CDを手に入れてもいいですし、今はインターネットを使うと、簡単に聴ける場合もあります。
どのような曲なのか、どんなメロディなのか、耳から情報を得る時間を作ります。
次に、楽譜を見ながら、同じように聴いてみます。
数をしっかり数え、どこで自分が入るのか、細かく確認します。
メロディ以外のパートであれば、メロディに対してどう入るのか、どのように絡んでいるのかを、きちんと意識しながら聴くことが、合わせた時に大きな差として表れますので、何度も繰り返してみるといいでしょう。
周りを聴く余裕を生むための練習
曲の様子が耳からわかると、目からの情報と合わせて、自信を持って堂々と吹けるようになります。
耳からの情報だけに頼るのはよくありませんが、うまく活用して、他のパートを聴きながら吹く余裕を身につけ、アンサンブルや合奏を楽しんで下さい。