知っている曲で初見に挑戦!
東京クラリネット教室2019年1月28日、今年最初の合奏未経験者向けアンサンブルが行われました。
昨年12月に、初舞台を踏んだこちらのアンサンブル。
また次の発表会に向けて頑張っていきましょう。
ここのところは四重奏でしたが、今までご参加いただいていた方のご都合で、新しい方が増えたり、戻ってきていただけるまでの間は、3人での演奏になりそうです。
少し寂しいですが、戻られた時にびっくりしていただけるよう、着実にアンサンブル経験値を上げていきましょうね!
知っている曲なら、初見で吹ける!…かも
本日の演奏曲は、日本の名曲『早春賦』です。
今まで、いわゆるクラシック曲を演奏してきたこちらのクラスですが、「日本の曲の美しさを再確認してみよう!」ということで、この季節にふさわしい、こちらの曲を選んでみました。
クラリネットは、温かい音色が特徴なので、歌曲を演奏するのにぴったりなんですよ。
また、レッスン日誌にも書きましたが、季節の曲を演奏することは、その時の空気感などを感じられ、より一層情感豊かに演奏できるので、とってもお勧めなんです。
大寒真っ只中の今、「早春」は少しだけ気が早いかもしれませんが、仕上がる頃を考えるとちょうど良い選曲だと思います。
また、意外とお目にかからない「八分の六拍子」のこの曲。
いきなりぽっと「八分の六拍子」の曲を出されると、「なんだ…このリズムは…」となってしまいそうですが、耳馴染みのある曲をとっかかりにできれば、リズム・拍子共に、すんなり入ってくること間違いなし!
実際、今回ご参加の方に先週楽譜をお渡ししたところ、すらすら~っと吹いてらっしゃって、「この曲、真冬のうちに終わっちゃうんじゃ…」と焦ったくらい。
「初見でこんなに吹ける!」の嬉しい体験もできちゃいますね。
スワブのひもの結び目には要注意
いくら今日がほんの少し暖かかったと言っても、楽器は冷え冷え。
今日もまずは、みんなでロングトーンをやって、自分のクラリネットを中から温めていきます。
音程は気にせず、しっかり息を入れていきましょう。
もちろん
途中で掃除も忘れずに。
私はいつも、最低音の「ミ」からロングトーンを始めたら、レジスターを使った音域に上がる手前の「ラ♯」まで吹いたところで、一旦掃除をします。
そんなに短い音域しか吹いていなくても、寒い時期には楽器の内部に結構水がついていたりしますので、億劫がらずにスワブを通して下さいね。
そうそう、今日、ある方のスワブが
こんな風になっていました。
普通にスワブを通したはずなのに、まるでマジックのように、なぜかこうやって結び目ができて出てくること、ありますよね。
めんどくさくて、ついついそのまま…という方も多いかもしれませんが、ほったらかしにしておくと、どんどん結び目が固くなり、ほどくのが困難になってしまいます。
楽器の内部を傷つけてしまったり、管内の出っ張りに引っかかってしまったり、結び目があっていいことはありませんので、見つけたらすぐにほどくようにしましょう。
他のパートにつられないようにしよう
初見ですらすら吹けていた『早春賦』でしたが、合わせてみると、やはり難しいですね。
違うパートが聞こえてくると、伸ばしていないといけないのに、ついつられて動いてしまったり、動くべき箇所で一緒に伸ばしてしまったり…ということが起きます。
アンサンブルを行う上で、他のパートに気を配るというのは、良い演奏のための必須事項ですが、自分の演奏がブレないことが大前提。
しっかりカウントを続けて、「ついうっかり」をなくしていきましょう。
余裕があれば、他のパートの楽譜にも目を通して、つられそうなポイントをチェックしておけると、次回のアンサンブルに役立つはずです。
流れるような演奏を目指して、歌ったり、実際にクラリネットを吹いたり、いろんな練習をしておいて下さいね。
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