替え指を効果的に使えるように練習しよう
東京クラリネット教室先月のアンサンブルが始まる前に、緊張しすぎて「今回だけです!次はやりませんから!!」とおっしゃっていた生徒さん。
大好きなビートルズを自分で演奏できること、みんなで合わせて演奏することを楽しんでいただけたようで、今月もご参加いただけました。
それだけでも嬉しいことですが、「もっと上手に吹きたい!」と思われたようで、練習時間もかなり増えたそう。
練習時間が増えれば、思った通りにクラリネットを操れることも増え、もっともっと楽しめる。
また、「吹けないところをなくしたい」という気持ちも出てきて、練習時間をまた確保しようとする。
そうすると、吹ける箇所が増え、さらに楽しくなって…という、良いループが生まれます。
本番などではなくても、何か目標を持つことは、やる気アップにつながりますね。
演奏曲目(順不同)
- Eleanor Rigby
- In my life
本日も、前回同様『Eleanor Rigby』『In my life』の2曲を、クラリネット・ギター&ベース(曲によって持ち替え)・ドラム・キーボードの4人で演奏しました。
毎週レッスンをしていて、少しずつ吹けるようになる様を間近で見ていたクラリネット講師(アンサンブルではキーボード)はそこまでだとは気づかなかったのですが、1ヶ月ぶりにこの生徒さんの演奏を聴いたギター&ベースとドラムの2人は、かなりの上達ぶりに相当驚いたそう。
やはり、練習は嘘をつきませんね。
#の多い曲への対応
♯だらけの曲なので、中音域の「シ」「ド♯」「レ♯」の指がたまにごちゃごちゃになってしまって、落ちてしまうのは、一番もったいないところ。
これは「レ♯」に替え指がないために、その前に出てきた「シ」「ド♯」の左右をうっかり間違えてしまうと、立ち行かなくなり「あれっ!?」となってしまうのが原因です。
楽譜にしっかり「左・右」または「L・R」を書き込み、「やっちゃった…」をなくしていきましょう。
もちろんその前に、替え指をきちんとわかっていないといけません。
そんな時には、運指表を活用しましょう。
ロングトーンの時に、替え指のある音をチェックして、「他の指なんて知らない…」ということをなくしておくことが大切です。
替え指を把握したあとは、一度通してから、苦手な部分の指と音を再確認。
よく知っている曲なだけあって、吹き続けられなくなっても、見失うことなく歌い続けているのは、素晴らしいところです。
そこに指を追いつかせるには、練習しかありません。
歌うように吹けるまで、コツコツ頑張って下さい。
最後に通して、「また来月やりましょう」と解散。
すっかり続けていただけることになって良かったです。
今後もっと人数が増えて、新しい楽しみと出会えることを願っています。
初見で楽譜がスラスラ読めるようになる方法 初見で楽譜がスラスラ読めるようになる方法 初見で楽譜がスラスラ読めるようになる方法
「楽譜が読めない…」 私が教えに行く学校の子供達や、新しく習いに来る個人レッスンの生徒さんが抱える大きな悩みの一つがこの読譜です。 当たり前の話ですが、私を含め、今楽譜が読めるプロのミュージシャンだって「生まれつき楽譜が読めた」なんてことは当然ありません。 楽譜なんてただの記号でしかないのに、どうして読めるようにならないのでしょう? … 「楽譜が読めない…」 私が教えに行く学校の子供達や、新しく習いに来る個人レ…
クラリネットリードの選び方とメンテナンス方法 クラリネットリードの選び方とメンテナンス… クラリネットリードの選び方とメンテナンス方法
リードとは クラリネットを吹く上で、リードはなくてはならないものです。 喉に手を当てて「あ~~」と声を出した時に、ビリビリと震える感覚があると思います。 声帯という筋肉が振動している間を空気が通って声となって出てくるのですが、クラリネットではリードが声帯に当たります。 要は、リードはクラリネットの声(音色)を決める重要なもの。 しかし、初心者の… リードとは クラリネットを吹く上で、リードはなくてはならないものです。 喉に手を当て…
クラリネットリードの育て方 クラリネットリードの育て方 クラリネットリードの育て方
クラリネットのいいリードの育て方を知りたい、という質問をよくいただきます。 リードの選び方とメンテナンス方法でも一部紹介しましたが、今回はリードの育て方にフォーカスして、より詳しく解説していきます。 クラリネット未経験者・初心者の方は是非試してみてくださいね。 まずは全リードを開封 まず箱を開けたら、個包装されているものであれば、全てのリード… クラリネットのいいリードの育て方を知りたい、という質問をよくいただきます。 リードの選…
クラリネットでラからシへ上手に進むための指練習 クラリネットでラからシへ上手に進むための… クラリネットでラからシへ上手に進むための指練習
クラリネットの演奏で難しい「真ん中のラからシへの運指」ですが、まずうまくできない理由を知ることが大切です。 クラリネットでラからシを上手に吹くためには 今回は、その中でも大きなウェイトを占める、左手の効率的な使い方を身につける練習方法をお伝えします。 ラからシへ進む前の導入練習 クラリネットにおける「ラ」から「シ」への進行で、一番鍵になるのは左手… クラリネットの演奏で難しい「真ん中のラからシへの運指」ですが、まずうまくできない理由を知…
クラリネットで指をスムーズに動かすための練習方法 クラリネットで指をスムーズに動かすための… クラリネットで指をスムーズに動かすための練習方法
先週はレッスンがなく、お仕事は少し早いお盆休みで、「オリンピックばかり観てました」という、大人の生徒さんのレッスンでした。 リードの管理は怠らずに まずはロングトーンをしてもらったのですが、息が続かない・まっすぐ吹けない、という状況で、とても吹きにくそう… 「このリードは、吹きやすいんだろうか…いや、そんなはずないよなぁ… 先週はレッスンがなく、お仕事は少し早いお盆休みで、「オリンピックばかり観てました」という…
右手の使い方でクラリネットの運指スピードを上げよう 右手の使い方でクラリネットの運指スピード… 右手の使い方でクラリネットの運指スピードを上げよう
東京クラリネット教室のレッスンに通われている生徒さんには、部活や一般の楽団、また当教室のアンサンブルなどで合奏に参加されている方がたくさんいらっしゃいますが、最近よく聞くのが「指が回らない」「ある一定のテンポ以上、速いパッセージが吹けない」ということ。 これは、運指練習で解決できる場合もありますが、もっと根本的な原因が潜んでいる可能性があります。 つ… 東京クラリネット教室のレッスンに通われている生徒さんには、部活や一般の楽団、また当教室の…
右手人差し指をうまく使う方法 右手人差し指をうまく使う方法 右手人差し指をうまく使う方法
クラリネットを吹く上で、左右どちらとも「人差し指を効率的に使う」ことができると、運指のスムーズさは格段に向上します。 クラリネットでラからシを上手に吹くためには スムーズに音から音に移れるということは、当然速い指回しが可能になるので、人差し指の使い方の攻略は、とても大切なことです。 今回は、右手人差し指をどのように使えると、演奏時に苦労せずに済むか… クラリネットを吹く上で、左右どちらとも「人差し指を効率的に使う」ことができると、運指のス…
クラリネットで速く指を回すために注目すべき点 クラリネットで速く指を回すために注目すべ… クラリネットで速く指を回すために注目すべき点
クラリネットは、メロディーも伴奏もハーモニーも担当する、何でも屋さんです。 その分、「指が回らない」「速く指を動かすにはどうしたらいいのだろう」という悩みに直面する方も多いと思います。 地道な練習が、スムーズな指の動きにつながるのですが、ちょっとしたコツを押さえるだけで、練習の成果がより出やすくなります。 「頑張って練習しているけれど、なかなか思う… クラリネットは、メロディーも伴奏もハーモニーも担当する、何でも屋さんです。 その分、「…
演奏力が身につくロングトーンの練習方法 演奏力が身につくロングトーンの練習方法 演奏力が身につくロングトーンの練習方法
「クラリネットの演奏に、あまり自信がない…」「曲を吹く時に、堂々と吹けない」などの悩みをお持ちの方は、実は少なくないと思います。 自分の演奏に自信を持つためには、やはり「基礎をしっかり練習してある」という『自信の根拠』を作ることが大切です。 何度も、重要性については、日誌やこのブログにも書いていますが、今回はロングトーンの大切さと注意点… 「クラリネットの演奏に、あまり自信がない…」「曲を吹く時に、堂々と吹けない…
クラリネットがうまくなるロングトーンのやり方 クラリネットがうまくなるロングトーンのや… クラリネットがうまくなるロングトーンのやり方
まだまだ以前の通りとはいかないものの、練習を再開した楽団や部活も増えてきましたね。 東京クラリネット教室の生徒さん達からも、「お客さんを入れないで演奏会をやった」「今度ミニコンサートをやる」などのお話を伺うようになってきました。 とはいえ、合奏の時間は圧倒的に減っているので、「今のうちに基礎をしっかり固めたい!」という声も多く聞きます。 基礎練習に… まだまだ以前の通りとはいかないものの、練習を再開した楽団や部活も増えてきましたね。 東…
クラリネットで上手にタンギングするための基礎練習法 クラリネットで上手にタンギングするための… クラリネットで上手にタンギングするための基礎練習法
クラリネット吹きにとって、タンギングはとっても難しい奏法。 東京クラリネット教室の体験レッスンにいらっしゃる経験者の方々も、かなりの確率で「タンギングが苦手です」とおっしゃいます。 私も「練習しなくても、きれいにタンギングできます!」というタイプではありませんでしたので、かなり苦労しましたが、どのようにタンギング練習をしてきたのか、お話していきたいと… クラリネット吹きにとって、タンギングはとっても難しい奏法。 東京クラリネット教室の体験…
初めてのクラリネットソロ演奏の選曲のポイント 初めてのクラリネットソロ演奏の選曲のポイ… 初めてのクラリネットソロ演奏の選曲のポイント
レッスンに通っていて、発表会に出演してみよう、と決意したり、部活でソロ演奏を披露することになった、など、1人でクラリネットを吹くことになった時、難しいのが選曲ですよね。 初めてであれば、なおさらです。 CDやピアノ伴奏譜つきの曲集、コンビニエンスストアのマルチコピー機などで出力できる1曲売りの楽譜など、今は本当にたくさんの楽譜が出ていますが、東京クラ… レッスンに通っていて、発表会に出演してみよう、と決意したり、部活でソロ演奏を披露すること…
クラリネットらしい響きのある音を出すために必要なこと クラリネットらしい響きのある音を出すため… クラリネットらしい響きのある音を出すために必要なこと
クラリネットは、木管楽器ならではの、温かくて柔らかい音色が魅力で、「音が好きで始めた」という方も、多いと思います。 一方、その「温かくて柔らかい音色」は、誰が吹いても簡単に出るわけではなくて、実際は「自分の音に納得がいかない」という方が多いはず。 あれこれ試行錯誤しても、ぐるぐるしてしまうのが現状かもしれませんが、少し着眼点を変えることで、理想の音色… クラリネットは、木管楽器ならではの、温かくて柔らかい音色が魅力で、「音が好きで始めた」と…