クラリネットの組み立て方のちょっとしたコツ
先月、体験レッスンに来てくれた小学2年生の男の子。
今日は初めてのレッスンでした。
今後楽器を続けていくのに、楽器の組み立ては、もちろん避けて通ることができないことです。
体験レッスンでは私が組み立てて吹いてもらったので、今日はまず自分でクラリネットを組み立てることからスタート。
クラリネットはどこ持てばいいの?
クラリネットを始めたばかりだと、どこを持っていいのか、悩むと思います。
クラリネットは、よほど強い力をかけない限り、握ることによってキィが曲がってしまうということはないので、そこまで神経質になることはありません。
どこか一点に力が集中しないようにすれば大丈夫です。(上管のトリルキィと下管の小指のキィがぶつからないようにすることも注意して下さい)
自分の持ちやすい位置、組み立てに必要な力を入れやすい持ち方を、徐々に見つけられるはずですので、怖がらずに持ってみましょう。
パーツがうまくハマらない時
もし「一生懸命組み立てようとしているのに、全然入っていかない」ということがあれば、入れる方のパーツが斜めになっていないか、確認してみてみましょう。
まっすぐ入れているつもりでも、わかるかわからないかくらいの角度で、傾いていることがよくあります。
それでは当然入っていきませんので、組み立てたいパーツ同士が一直線になるようにして、グッと差し込むと入るはずです。
小学生くらいだと、まだ力が弱く、隙間なく組み立てるのが大変そうでしたが、今後段々と力の入れ具合もわかってきて、1人で抜き差しできるようになるでしょう。
丁寧に扱う部分と、組み立てに必要な力加減。
組み立てを繰り返していくうちに、感覚として身についていくはずです。
組み立てた楽器で音出し
さて、音出しです。
2週ほど空いたので、「息ってどうやって入れるんだっけ…」と最初は迷っていましたが、すぐに思い出したようで、開放の「ソ」を鳴らすことができました。
2年生だと、まだ理論というよりは「とにかくやってみる!」といった感じですが、それでもすごいなと思うのは、体験レッスンの時よりも、音がしっかり鳴ることが格段に多いこと。
前回はほとんどがピーピーキャーキャーでしたが、今日は2・3回「キャー」となっただけで、あとはきちんと「ソ」の音を鳴らしています。
しかも、いい音が鳴ることがとても多くて、子供の伸び率というのは本当にすごいなぁと、感心しきりでした。
今日はお母様は外に出られていて、1人でのレッスンに始めは緊張している様子でしたが、体験レッスンと変わらず、爆笑しながら楽しく過ごしてもらえたようです。
組み立てにも慣れて、リードの付け方・片付けもきっちり覚えて、早くおうちでも練習できるようになるといいですね。
次回レッスンもとても楽しみです。