クラリネットの魅力とは
名前は広く知られているはずなのに、「黒くて長い楽器」という認識止まりの方が意外と多い、クラリネット。
今回はその「知ってそうで知らないクラリネット」を、生徒さんの目線からご紹介していきましょう。
クラリネットの魅力
クラリネットを選んでいただいた理由をぜひお聞きしたいので、未経験の方が体験レッスンにいらした時には「なぜクラリネットを選ばれたのですか?」と質問するようにしています。
もちろん、いろいろなお話を伺うことができますが、
- 音色が素敵
- いろんなジャンルが演奏できる
- 吹奏楽で花形
- 持ち運びが楽そう
というのが、ほぼ皆さん共通で挙げられるご意見。
クラリネットの「売り」をしっかりわかっていただいていて、嬉しい限りです。
より深く知ってみよう
では、挙げていただいたご意見の、詳細を見てみましょう。
音色が素敵
ご存知の方も多いかもしれませんが、クラリネットは柔らかく温かい音色が特長です。
とても心地良い音色なので、実はドラマやCM、ドキュメンタリーなどのバックの音楽に、よくクラリネットが使われていることには、お気づきでしたか?
また、人の声にも近いので、童謡や演歌などを吹いても、とてもきれいで、味があるんですよ。
いろんなジャンルが演奏できる
吹奏楽やオーケストラなどでの、クラシックやポップス演奏はもちろん、いわゆるジャズやディキシーランド(これもジャズの一種ですが)、前述の童謡や演歌まで、なんでも来い!というのが、クラリネット。
ジブリやディズニーなどの楽譜も多く出ていますし、ほとんどの方の「こういう曲、吹いてみたい!」に合致する楽器です。
吹奏楽で花形
吹奏楽において、クラリネットはなんでも屋さん。
メロディーも吹くし、ハーモニーも、ずちゃずちゃと伴奏も吹きます。
オーケストラでヴァイオリンがたくさんいるのと同じく、吹奏楽ではクラリネットの人数が必要です。
吹奏楽の縁の下から屋根の上まで、全てに絡んでいると言っても、過言ではないかもしれません。
持ち運びが楽そう
そうなんです。
クラリネットは、とてもコンパクトになります。
管体がなんと5分割!
どの管楽器よりも、バラして持ち運びます。
ケースカバーには、肩かけ用のひもがついていることが多いのですが、ケースが小さいので、トートバッグなどに入れて持ち運んでいる方も、結構多いですよ。
音域が広い!
そして私が、クラリネット最大の特長だと思っている点。
それは、音域の広さ。
ピアノで表すと、
これだけの音が出せます。
そこまで管体が長くない楽器で、4オクターブ弱も出せるなんて、すごいことなんです。
その分、柔らかい低音から、よく届く高音まで、様々な音色を持っているのも、クラリネットならではですね。
クラリネットは多彩な実力派
いかがでしたか?
見た目はちょっと地味なクラリネットですが、とても多彩な楽器です。
興味を持たれたら、ぜひ一度体験レッスンへ!
魅力いっぱいのクラリネットを、吹きにいらして下さいね。