メリハリのある演奏ができるようにしよう
東京クラリネット教室2018年7月31日、第27回目のバンドアンサンブルが開催されました。
今回は、体調不良やお仕事での急なお休みがありましたが、体験の方も来て下さったので、クラリネット3名とバスクラリネット、ベース・ドラム・キーボード(たまにクラリネット)の、計7名でのアンサンブルです。
9月にライブも決まりました。
楽しみつつ、気を引き締めていきましょう!
演奏曲目(順不同)
- Take Five
- American Patrol
- リトルマーメイドメドレー
- Daydream believer
- My Favorite Things
- ルパン三世のテーマ
同族楽器のアンサンブルの楽しさ
管楽器がクラリネットだけのアンサンブルは、ちょっと久しぶりですね。
他の楽器との演奏も、響きがカラフルになって楽しいですが、同じ音色のアンサンブルも、独特のまとまりがあって素敵だなと思います。
特に最近は、クラリネット重奏用に編曲された楽譜を使っているので、よりクラリネットの持ち味たっぷりの演奏が楽しめます。
では、本番に向けて、さらに良い演奏にするコツをお話していきましょう。
強弱をしっかりつけよう
聴く人の心を掴むには、メリハリをつけることが大切です。
簡単なところでは強弱。
「強」をしっかり出すのがポイントです。
弱い音・小さい音というのは、下げるのに限度があります。
聞こえなくては、意味がないですからね。
では、強弱の振り幅のある、魅力ある演奏をするにはどうするのか。
強い音・大きい音をしっかり鳴らせばいいのです。
上限を上げれば、当然下限との差が広がります。
差が広がれば、聴く人の耳を惹きつける演奏ができる、というわけです。
緊張と緩和を操ろう
もう一点は緩急。
と言っても、実際のテンポを速くしたり、遅くしたりということではありません。
ピシッと縦の線を気にして吹く部分と、横の流れを意識した美しい部分の差をつける、ということです。
曲によっては、ずっと同じ調子で進んでいくものもありますので、全てに当てはまるわけではありませんが、緊張感を持って吹いたり、少し抜くところがあったりすると、吹いていても聴いていても楽しい演奏になります。
実は難しい!楽譜通りの演奏
そして良い演奏をする一番のポイントは、伴奏は必ず楽譜通り吹くということです。
「えー、当たり前じゃん!」と思うかもしれませんが、これが一番難しいんです。
「ド」と書いてある音を「ド」と吹くのは当たり前のこと、音の長さやアーティキュレーションを、楽譜に書いてある通り演奏しようと思うと、相当の集中力を要します。
もちろん、前述の強弱もつけなければなりませんし、実はとっても大変なんですよ。
ちなみに、このバンドアンサンブルでは、メロディーは心の向くまま、気の向くまま、はたまた指が動くに任せて、熱~い演奏を繰り広げて大丈夫です。
決め所だけはバシッと合わせるようにすると、かっこよくなります。
より充実のアンサンブルにするために
そしてなにより、アンサンブルですので、他のパートと合わせる意識を持つことを、絶対に忘れないようにしましょう。
お隣の人が、自分と同じ動きで吹いているかもしれません。
はたまた、別の動きで支えてくれているかもしれません。
周囲に気を配ることで、楽しさは増し、また、充実度も飛躍的に上がります。
次回はさらに精度を上げて、アンサンブルの醍醐味を全身で感じて下さいね!
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