リガチャーの付け方には細心の注意を払おう
約2週間ぶりのレッスンの生徒さん。
初心者の方で、楽器をお持ちでないので、吹けるのはレッスンの時だけです。
記憶力のいい方なので、レッスンでやったことはほとんど覚えていらっしゃいますが、やはり、間が空いてしまうと、組み立ての時点から少し不安げになさっています。
リード・リガチャーの装着に慣れましょう
早速クラリネットを組み立てていただいて、その後はもちろんリードをつけるわけですが、今日はなんだか手こずっていらっしゃいます。
初心者にとって、リードをつけることは、楽器準備の中で、一番時間がかかることではないでしょうか。
これは、とにかく回数をこなして、慣れていくしかありません。
逆に言えば、慣れてしまえば難しい作業ではなくなりますので、少しずつスピードアップできるように頑張って下さい。
メーカーにもよりますが、マウスピースには上部に1本、下部に2本、線が入っています。
正しくは、下部の2本線の真ん中あたりに、リガチャーの下の部分を合わせます。(リガチャーの種類にもよるので、絶対ではありません)
微妙な調整で変わるクラリネットの吹きやすさ
以前教えに行った学校で知ったのですが、リガチャーの上部を上の線に合わせる、というのが何年か前に広まったこともあるようで、一概には言えませんが、あまり上につけてしまうとリードの振動を妨げてしまうので、私はやはり、下の2本線を目安にした方がいいと考えています。
些細なことですが、リガチャーの高さや締め具合で、吹きやすさは変わります。
正しいセッティングをして、余計なストレスを抱えないようにしましょう。