一般バンドを探して入団するまでの流れ
前回のアンサンブルを見学・体験してくれた、経験者の方のレッスンでした。
人と合わせるのは、部活以来だったそう。
目標として「いつか吹奏楽団に入りたい」と以前からおっしゃっていたのですが、今回アンサンブルを体験して、「思いきって今、入団した方がいいかも」と思われたようで、その件について相談を受けました。
「一般吹奏楽団に入る」という選択
「誰かと一緒に演奏する」には、いくつかの方法があります。
同じように楽器をやっている友達とアンサンブルしてみるのも楽しいですし、当教室にもありますが、音楽教室のアンサンブルクラスを利用してみるのも一つ。
アマチュアの吹奏楽団やオーケストラを探して、入団する人も多いですね。
私も、中学2年生の春休みから大学4年生までと、その後2年くらい間を空けて、またしばらくの間、同じ団に所属していたことがあります。
私の場合は、私が楽器を始めるきっかけとなった他校の先生がいらっしゃるのですが、その先生の創った一般バンド(元はOBバンド)にどうしても入りたい!という思いを小学生の頃から持っていて、自分の小学校の先生にそれを言い続けた結果、中2の時に紹介してもらえてやっと入団できた、という経緯があります。
しかし、そのような伝手がない時は、どうやって探していいのかわからないですよね。
そこで、私の知っている方法を、いくつかお伝えします。
一般バンドの探し方
区報・市報などの演奏会欄を見てみる
自分の住んでいる自治体の区報や市報を見てみると、その地区で活動している団体の演奏会情報が載っているはずです。
その団体のホームページを見て様子を調べてみてから、予定が合えば、演奏会に足を運んでみましょう。
演奏を聴いて「ここで吹いてみたいな」と思えるかどうかは、入団を決めるのに、とても大事な要素です。
インターネットで調べてみる
吹奏楽の場合、クラリネットはどこの団もたくさん必要なので、「募集」というキーワードを使って検索をかけると、いろいろな団体が出てくると思います。
募集団体をまとめているサイトもあるので、私はオーケストラを探している時に、そのページをブックマークしておき、ちょこちょことチェックしていたこともあります。
そのようなサイトでは、簡単な紹介文と練習日時・場所や団費が書いてあり、ホームページへのリンクも貼ってあることが多いので、興味があれば詳細を調べてみましょう。
楽器をやっている知人に聞いてみる
これは一つの伝手なので、少し例外かもしれませんが、もしも同じように楽器をやっていて、どこかの団に属しているお知り合いがいたら、その方に相談してみるのが一番です。
具体的に様子もわかりますし、なにより知り合いがいるというのは、心強いですよね。
必ず見学してみよう
どの団も、必ず見学の制度があるはずです。
ホームページを見て、演奏を聴いて、興味が湧いたら、ちょっと勇気を出してコンタクトを取ってみましょう。
「返信メールがとても感じ良かった」「対応がすごく遅かった」「見学の時に一緒に吹いてみたいと伝えたら、『見学しかできない』と言われた」などなど、見学前から、その団の様子を見ることができます。
そこで引っかかるなら、無理して見学しなくてもいいですし(きちんとお断りの連絡は入れましょうね)、「とりあえず行ってみよう」と思うのであれば、せっかくですので、見学させてもらいましょう。
やりたいことができる団体を選ぼう
規模や内容など、本当に様々な団体が存在しています。
どれくらいの人数の団がいいのか、練習場所、練習頻度、団費、演奏会費、合宿の有無、コンクールへの参加、地域の活動をしているか、どんな曲をやるのか…など、気にすべきことはたくさんあります。
自分の希望を明確にして、長く続けられる団と出会えるといいですね。