クラリネットでAnother Day of Sunに挑戦
東京クラリネット教室2019年10月29日、第42回目のバンドアンサンブルが開催されました。
東京クラリネット教室第2回ライブから、3週間が経ちました。
なんだか、だいぶ前のような気がしてしまいますね。
ご出演いただいた皆様、お疲れ様でした!
心も新たに、また次の本番に向けて、楽しく頑張っていきましょう。
今日は、B♭クラリネット4名とバスクラリネット(たまにキーボード)・ベース・ドラムの7名での演奏です。
基本的には、ライブで演奏した曲を継続していきますが、今日から新曲もやりますよ!
演奏曲目(順不同)
- Another Day of Sun~From La La Land~
- みんなのリズム天国~バドミントン~
- みんなのリズム天国~重役会議~
- スーパーマリオブラザーズ
- グラジオラス
- POP STAR
- I Am The Walrus
新曲はどんな曲?
ちょっと久しぶりの新曲は『Another Day of Sun~From La La Land~』です。
「La La Land」は、3年前に大ヒットした、ミュージカル映画。
その中でも、『Another Day of Sun』は、日本のドラマでも使われていたりするので、映画を観たことがない方でも、耳にしたことがあるかもしれませんね。
原曲は、ピアノを含むオーケストラが演奏する、豪華で壮大な曲です。
歌のパートも、ソロとコーラスがあって、とっても華やか。
今回のアレンジでは、B♭クラリネットは3パートですが、その世界観を意識しながら、演奏できるといいですね。
かなりアップテンポな曲ですが、初合わせなので、少し落ち着いた速さで通してみましょう。
難しいポイントをきちんと知ろう
リズムが複雑なのもそうなのですが、この曲の難しいポイントはむしろこの2つ。
- 各パートがほとんど違うことをやっている
- ♭1つから、♯6つに転調する
この2点を克服する練習に、重点を置くといいでしょう。
各パートがほとんど違うことをやっている
各自譜読みはしてきて下さったと思いますが、いざ合わせて他のパートが聞こえてきてしまうと、周囲と違う動きに「え、私が吹いている音とリズムは合ってる?」と、どうしても不安になってしまいます。
ここで、周囲との違いに惑わされず、「私が担当しているのはこれ!」と、自信を持って吹けるようになるためには、しっかり自分のパートを吹き込みましょう。
その際に、休みを飛ばさずに、きちんと数えておくと、アンサンブルした時に「あれ?」とならずに済みます。
苦手な指やリズムの部分練習をしたら、必ず通すようにするといいですね。
アンサンブルは大まかに、メロディー以外のパートが伴奏に徹していて、同じ動きをしている曲と、各パートが全く別々のことをやっている曲に分かれます。
(もちろん、それ以外のものもあります)
自分が演奏するアレンジの音源が聴ける環境にある場合は、どちらに近いのかを見極めておくと、合わせた時に焦らずに済むと思います。
♭1つから、♯6つに転調する
この転調の難しいところは、ただ単に♭系から♯系に変わる、ということだけではありません。
クラリネットで言うところのF-durからFis-durへの転調なのです。
「それが何?」と思われるかもしれませんが、簡単に言うと「さっきまでファだった音が、ファ♯になる」ということです。
まだちょっとわかりにくいでしょうか。
例えば「ドレミ」が「ソラシ」になるのであれば、全く違うものとして捉えられるのですが、調号を気にせずに楽譜を見た時の音は同じなのに、実際に吹く音は違うという、一番嫌なのではないかと思われる転調をするのです。
この転調は、頭の切り替えがとても大変です。
これは、とにかく慣れるしかありません。
上記の譜例のように、転調しても同じ動きがあるパートを担当しているのであれば、両方の調を交互に吹いてみたり、考えなくても調の切り替えができるようになるまで、ひたすら繰り返しましょう。
音楽的なことを追及しよう
ライブでやった曲は、さすが一度本番を終えただけあって、演奏に余裕が出てきましたね。
さらに良い演奏にするにはどうしたらいいか、各自が考えて、音楽的に高めていけたらと思います。
『I Am The Walrus』は、トップを吹かれている生徒さんがしばらくお休みされているので、数ヶ月ぶりとなりましたが、やはり忘れてしまっている部分も多いので、もう一度さらい直しをお願いします。
来月も、楽しみながらかっこよく演奏しましょう。
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