間違える時には自信を持って間違えよう
東京クラリネット教室2018年10月30日、第30回目のバンドアンサンブルが開催されました。
早いもので、もう30回目なのですね!
第1回目から毎月欠かさず開催でき、嬉しい限りです。
今日は「仕事がどうにもこうにも忙しくて…」という方がお二方いらっしゃったので、B♭クラリネットは2名。
バスクラリネットは、いつもお手伝いに来てくれる方がご予定ありで、急遽昔からお世話になっている方にご連絡したところ、お忙しい中都合をつけていらして下さいました。
そこに、ベース・ドラム・キーボード(時々B♭管)の6名で、本日は演奏します。
演奏曲目(順不同)
- スーパーマリオブラザーズ
- American Patrol
- Take Five
- ルパン三世のテーマ
- My Favorite Things
- グラジオラス
新曲の音出し開始
今日は、新曲『スーパーマリオブラザーズ』初合わせ。
「さぁ、やりましょうか」とみんな準備万端でしたが、ドラマーが時間に来ないというアクシデント発生。
せっかくなので、クラリネットとベースでしっかり音を確認する時間にすることにしました。
耳馴染みあるこの曲、楽譜にするとめちゃめちゃ速いんです。
そして、リズムもややこしい…
このような曲は、初めての合わせの段階で、丁寧に楽譜を見ておけると、今後の仕上がりが大きく変わってきます。
何事も、始めが肝心、ということですね。
ほんの少しだけゆっくりなテンポを設定して、いざスタート!
まずは知っているリズムで吹いてみよう
テンポが速いだけでなく、メドレー形式にしたので、ころころテンポが変わるのも『スーパーマリオブラザーズ・東京クラリネット教室バージョン』の難しいところ。
「知っているはずの曲なのに、楽譜にされるとわからなくなってしまう…」と、皆さん軽くパニック。
よく知っている曲は、いざ楽譜通り吹くとなると難しい、ということは、何回かお伝えしてきました。
思い込みで、楽譜と違うリズムや音がインプットされてしまっていることがあるからです。
ただし、今回は耳で覚えているリズムと音を、ほぼ正確に再現した楽譜なので、思い込み演奏大歓迎!
実は、スーパーマリオの頃のゲーム音源というのは、4パートしか音がありません。
そのうち1つは効果音(コインを獲ったり、土管に潜ったり)に使われているので、実際に音楽として流れているのは3パート。
シンプルな作りになっているので、皆さんがキャッチして記憶している音楽は、かなりの高確率で、同じだと思われます。
そんな時は、雰囲気演奏でも大丈夫!
かなりの人が弾ける『ねこふんじゃった』が、楽譜を見た途端、「♯いっぱいじゃん!え、右手と左手、どっちで何を弾くの!?」と超難易度の高い曲に早変わりする感覚と、今回のマリオの楽譜も、ちょっと近いかもしれませんね。
落ち着いて、知ってるタイミングで吹いてみましょう。
間違っても構わない!堂々と吹こう
とはいえ、「間違ったらどうしよう…」と思うと、音を出すことをためらってしまいますよね。
でも、実はばっちり合ってるかもしれません。
音は違うけど、リズムは正しいかもしれません。
楽器を吹いて、音を出してみて、初めて得られる確信や、自信があります。
間違うことを恐れずに、しっかり楽器を鳴らしましょう。
ここだけの話ですが、講師はしれっと、間違った音やリズムを、堂々と吹いてたりします。
しかし、はっきり間違えば、自分で気づけるので、次に修正できます。
それに、堂々としていると、意外と周りにばれなかったりします。
せっかくクラリネットを吹くのですから、「私はこう思う!」と主張して、演奏を楽しめるといいですね。
自信を持てるように練習しよう
新曲だらけで、今はちょっと大変ですが、演奏曲がさらにバラエティー豊かになってきました。
クラリネットだけのアンサンブルももちろん楽しいけれど、ベースとドラムが入ると、演奏が締まるし、かっこよさ10倍増しになるので、ワクワクしますね。
まだまだどの曲も、音楽的に深められると思いますので、まずは技術的な問題をクリアして、自信を持てるように練習を重ねて下さいね。
雰囲気演奏も、徐々に記譜とリンクさせていけるようにしましょう!
初見で楽譜がスラスラ読めるようになる方法 初見で楽譜がスラスラ読めるようになる方法 初見で楽譜がスラスラ読めるようになる方法
「楽譜が読めない…」 私が教えに行く学校の子供達や、新しく習いに来る個人レッスンの生徒さんが抱える大きな悩みの一つがこの読譜です。 当たり前の話ですが、私を含め、今楽譜が読めるプロのミュージシャンだって「生まれつき楽譜が読めた」なんてことは当然ありません。 楽譜なんてただの記号でしかないのに、どうして読めるようにならないのでしょう? … 「楽譜が読めない…」 私が教えに行く学校の子供達や、新しく習いに来る個人レ…
クラリネットリードの選び方とメンテナンス方法 クラリネットリードの選び方とメンテナンス… クラリネットリードの選び方とメンテナンス方法
リードとは クラリネットを吹く上で、リードはなくてはならないものです。 喉に手を当てて「あ~~」と声を出した時に、ビリビリと震える感覚があると思います。 声帯という筋肉が振動している間を空気が通って声となって出てくるのですが、クラリネットではリードが声帯に当たります。 要は、リードはクラリネットの声(音色)を決める重要なもの。 しかし、初心者の… リードとは クラリネットを吹く上で、リードはなくてはならないものです。 喉に手を当て…
クラリネットリードの育て方 クラリネットリードの育て方 クラリネットリードの育て方
クラリネットのいいリードの育て方を知りたい、という質問をよくいただきます。 リードの選び方とメンテナンス方法でも一部紹介しましたが、今回はリードの育て方にフォーカスして、より詳しく解説していきます。 クラリネット未経験者・初心者の方は是非試してみてくださいね。 まずは全リードを開封 まず箱を開けたら、個包装されているものであれば、全てのリード… クラリネットのいいリードの育て方を知りたい、という質問をよくいただきます。 リードの選…
風邪をひいたらクラリネットの練習を休みましょう 風邪をひいたらクラリネットの練習を休みま… 風邪をひいたらクラリネットの練習を休みましょう
本日はしばらく間が空いてしまった生徒さんのレッスンでした。準備中に何気なく話をしていたら、なんだかいつもと声が違うような… よくよく聞いてみると、寒暖の差にやられてしまったのか、喉が痛い日が続いていて、今日もまだ痛いとのこと。 今日は久しぶりのレッスンですし、無理を押していらして下さったのだと思いますが、喉が痛い時と、鼻が詰まっている時… 本日はしばらく間が空いてしまった生徒さんのレッスンでした。準備中に何気なく話をしていたら…
音大受験の実技試験で良い印象を与える方法 音大受験の実技試験で良い印象を与える方法 音大受験の実技試験で良い印象を与える方法
センター試験も終わり、いよいよ各音楽大学の入試に向けて、受験生の皆さんは一層頑張っている頃だと思います。 東京クラリネット教室「第1回音大受験のおさらい会」も無事に終わりましたが、再開催のリクエストを頂いたので、音大の入試直前に合わせ、2018年2月16日(金)に「第2回音大受験のおさらい会」を開催することとなりました。 人前での演奏に自信がない方は… センター試験も終わり、いよいよ各音楽大学の入試に向けて、受験生の皆さんは一層頑張っている…
クラリネットが鳴らない時は脱力リセット クラリネットが鳴らない時は脱力リセット クラリネットが鳴らない時は脱力リセット
本日が2回目の、初心者の方のレッスンでした。 前回、クラリネットの組み立て方をお伝えして、楽器に触れるのはそれ以来。 2週間ぶりでしたが、「では、組み立ててみて下さい」とケースごと渡すと、てきぱきと組み立てていらっしゃいます。 大抵の場合、「えーっと…」とまずはどのパーツを手にするかの段階で迷うのですが、そんなことも全くありません。 … 本日が2回目の、初心者の方のレッスンでした。 前回、クラリネットの組み立て方をお伝えし…
クラリネットを吹く際の緊張コントロール術 クラリネットを吹く際の緊張コントロール術 クラリネットを吹く際の緊張コントロール術
いよいよ、東京クラリネット教室第4回発表会が近づいてきました。 今日のレッスンで、出演する生徒さんが「私、すごく緊張するんです…」とおっしゃっていました。せっかく練習してきたのに、緊張によって力を発揮できないのは、もったいないですよね。 そこで、『緊張』について正しく知って、本番で最高のパフォーマンスをするためにどうしたらいいかを、今回… いよいよ、東京クラリネット教室第4回発表会が近づいてきました。 今日のレッスンで、出演…
クラリネットレッスンの価値を高めるために意識すべきこと クラリネットレッスンの価値を高めるために… クラリネットレッスンの価値を高めるために意識すべきこと
先週「風邪をひいてしまって…」と休まれた生徒さん。 今日のレッスンにはいらっしゃいましたが、たまに苦しそうな咳をされていました。 「せっかくのレッスンだから」と、いらしていただけるのは嬉しいですが、やはり健康第一。 ここで無理をして吹いたせいで、今後咳が長引かないとも限りません。 しんどいようなら、すぐに申告していただく、ということ… 先週「風邪をひいてしまって…」と休まれた生徒さん。 今日のレッスンにはい…
右手人差し指をうまく使う方法 右手人差し指をうまく使う方法 右手人差し指をうまく使う方法
クラリネットを吹く上で、左右どちらとも「人差し指を効率的に使う」ことができると、運指のスムーズさは格段に向上します。 クラリネットでラからシを上手に吹くためには スムーズに音から音に移れるということは、当然速い指回しが可能になるので、人差し指の使い方の攻略は、とても大切なことです。 今回は、右手人差し指をどのように使えると、演奏時に苦労せずに済むか… クラリネットを吹く上で、左右どちらとも「人差し指を効率的に使う」ことができると、運指のス…
クラリネットで上手にタンギングするための基礎練習法 クラリネットで上手にタンギングするための… クラリネットで上手にタンギングするための基礎練習法
クラリネット吹きにとって、タンギングはとっても難しい奏法。 東京クラリネット教室の体験レッスンにいらっしゃる経験者の方々も、かなりの確率で「タンギングが苦手です」とおっしゃいます。 私も「練習しなくても、きれいにタンギングできます!」というタイプではありませんでしたので、かなり苦労しましたが、どのようにタンギング練習をしてきたのか、お話していきたいと… クラリネット吹きにとって、タンギングはとっても難しい奏法。 東京クラリネット教室の体験…
初めてのクラリネットソロ演奏の選曲のポイント 初めてのクラリネットソロ演奏の選曲のポイ… 初めてのクラリネットソロ演奏の選曲のポイント
レッスンに通っていて、発表会に出演してみよう、と決意したり、部活でソロ演奏を披露することになった、など、1人でクラリネットを吹くことになった時、難しいのが選曲ですよね。 初めてであれば、なおさらです。 CDやピアノ伴奏譜つきの曲集、コンビニエンスストアのマルチコピー機などで出力できる1曲売りの楽譜など、今は本当にたくさんの楽譜が出ていますが、東京クラ… レッスンに通っていて、発表会に出演してみよう、と決意したり、部活でソロ演奏を披露すること…
クラリネットらしい響きのある音を出すために必要なこと クラリネットらしい響きのある音を出すため… クラリネットらしい響きのある音を出すために必要なこと
クラリネットは、木管楽器ならではの、温かくて柔らかい音色が魅力で、「音が好きで始めた」という方も、多いと思います。 一方、その「温かくて柔らかい音色」は、誰が吹いても簡単に出るわけではなくて、実際は「自分の音に納得がいかない」という方が多いはず。 あれこれ試行錯誤しても、ぐるぐるしてしまうのが現状かもしれませんが、少し着眼点を変えることで、理想の音色… クラリネットは、木管楽器ならではの、温かくて柔らかい音色が魅力で、「音が好きで始めた」と…
クラリネットで速く指を回すために注目すべき点 クラリネットで速く指を回すために注目すべ… クラリネットで速く指を回すために注目すべき点
クラリネットは、メロディーも伴奏もハーモニーも担当する、何でも屋さんです。 その分、「指が回らない」「速く指を動かすにはどうしたらいいのだろう」という悩みに直面する方も多いと思います。 地道な練習が、スムーズな指の動きにつながるのですが、ちょっとしたコツを押さえるだけで、練習の成果がより出やすくなります。 「頑張って練習しているけれど、なかなか思う… クラリネットは、メロディーも伴奏もハーモニーも担当する、何でも屋さんです。 その分、「…