読譜のくせを知って効率の良い練習をしよう
東京クラリネット教室本日は、上級者アンサンブルが開催されました。
こちらのクラスも5ヶ月ぶりとなりましたが、どのクラスもそこまで時間が経ったように感じないのが、不思議なところですね。
今日は、ご都合で1名お休みでしたが、B♭クラリネット4名・バスクラリネット1名の計5名でのアンサンブルになりました。
一般の方の体験受付再開については、検討中ですので、しばらくは今までのメンバーで演奏していきましょう。
2月まで演奏していた『メリーウィドウセレクション』を演奏することも考えたのですが、今日は上級者アンサンブルのために購入してあった楽譜を、いろいろ持ってきてみました。
曲を作り込むのは、アンサンブルの勘を取り戻してからで大丈夫なので、今回は初見をたくさんやりますよ!
演奏曲目
- アルメニアンダンス・パート1
- Sing,Sing,Sing
- Tico-Tico
馴染みのある曲で初見しよう
今回ご用意した曲は、吹奏楽をやっていた方々だと、吹いたことはなくても、聴いたことがあったり、なんとなく知っている曲なのではないかと思います。
初見力のアップには、とにかく経験を積むことが大切。
全く知らない曲をやるよりも、耳馴染みのある曲でやった方が、とっつきやすいですね。
苦手な人にとっては、ついつい敬遠したくなる初見練習ですが、個人練習・アンサンブルに関わらず、「やってみたいな」「この曲、知ってるかも」という曲で初見に取り組むと、楽しみながら初見力を向上していくことができます。
自分の「読譜のくせ」に合った練習を見つけよう
初見演奏をしてみると、人それぞれ自分の読譜のくせ・苦手が見えてくると思います。
例えば、「音符が五線に収まっていれば問題なく吹けるけど、̠̠加線になると急に読めなくなる」「♯や♭を落としがち」「細かい音符が出てくると、頭が真っ白になる」などなど、いろいろと「初見ができない理由」があるはずです。
それを「初見は苦手!」の一言で片づけず、自分の傾向を見極めましょう。
苦手の内容がわかれば、それを克服するための練習ができますね。
加線が読めないのであれば、ロングトーンの時にしっかり楽譜を見て運指と一致させる。
♯や♭を落とすことが多いのであれば、様々な調の音階の練習をする。
細かい音符に拒否反応があるのならば、パッと吹けなかったリズムを取り出して、重点的に吹いてみる。
など、これは一例ですが、それぞれに合った練習を考えて実践することで、基礎力を底上げすることができます。
やはり、スムーズな初見演奏に、しっかりした基礎は欠かせません。
初見で吹けなかった理由をきちんと把握して、対応した練習をすることにより、これからの初見の精度を上げていくことができるのです。
吹奏楽曲をやるにあたって
講師が、楽譜売り場で発見して、思わず衝動買いした『アルメニアンダンス・パート1』。
若い方達にはあまり知られていないようですが、A.リードと言えば、吹奏楽では避けて通れない!くらいの作曲家でしたよね。
吹奏楽の曲をクラリネット五重奏で演奏するのは、少し寂しいのでは…と心配していましたが、原曲の雰囲気を損なわず、クラリネットの良さも出たアレンジ。
難易度は高そうですが次にチャレンジする曲に決定しました。
ぜひ、吹奏楽で演奏されている音源を聴いて、自分が担当しているパートが、元々はどの楽器で演奏されているかのチェックをしておいて下さい。
クラリネットは、当然クラリネットの音しか鳴らせませんが、「トランペットのイメージ」「オーボエの雰囲気」などを考えながら演奏することは、プラスに働きます。
細かい音符は、いつもの「ゆっくり大きな音で練習」して、正確な譜読みもしておきましょう。
無事に開催できるとしたら、発表会まで意外と時間がありません。
丁寧な練習をしておいて下さいね。
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