歌えない部分は吹けない!クラリネットを吹かずにできる練習
先週、持っているリードが鳴りすぎると言うので、番手を上げてみては?という話をした生徒のレッスンでした。
リード問題は解決し、良い音がなるようになってきました。
本日はアンサンブルで演奏するための曲をレッスン。
「まず1回通してみよう」ということになったのですが、先週吹いた部分と、吹いてない部分の差が歴然。
レッスンをした意味がある、と考えれば嬉しいことなのですが、この差はまずい…
いったい彼女の中で何が起こっているのでしょう。
楽譜が読めない理由
開始場所を伝え、ピアノを弾き始めたものの、なぜかほとんど吹いていません。
「全然楽譜が読めない…」
ど、どうした…
普段は普通に読める生徒なので衝撃です。
話を聞いてみると、どうやらこれは心の問題。
彼女が1人で吹く分には普段通り問題ないのですが、アンサンブルで他のプレイヤーと合わせるとなると、舞い上がってしまい、ドレミがわからなくなってしまうようです。
歌えないと吹けません
よく言われることですが、歌えない箇所は吹けません。
歌うことすらできないのは、読譜がおぼつかないから、ということですね。
逆に言えば、楽譜をすらすらと歌えるのにうまく吹けない場合は、指の問題になります。
歌う習慣をつけましょう
ですので、譜読みの段階や、「今、楽器を吹ける環境ではないけれど、楽譜は手元にあるな」という時など、ぜひ歌う習慣をつけましょう。
その際は、小さくても構わないし、音程が取れなくても気にしなくていいので、必ず声に出すことが大切です。
目から取り入れた情報を口から出力し、耳で確認する。
これは、思っている以上に効果的な練習です。
周囲を確認して、1人でフガフガ歌いましょう。
歌うことで進歩する読譜力
そんなわけで、再び私がピアノ伴奏を弾き、歌ってもらうことにしました。
最初はドレミが読めなかったり、リズムが間違ってしまったりしましたが、何度かやってさらりと歌えるようになったところで、いざ楽器を。
指が転んでしまうこともありましたが、歌う前に比べたら、5分ちょっとでかなりの進歩です!
あとは、暇な時間に歌って、楽器を吹ける時には指の練習を中心にやれば、自信を持って吹けるはず。
2週間後のアンサンブルに向けて、頑張っていきましょうね!