どんなリズムでも拍子感を持ち続けよう
東京クラリネット教室今日は、合奏経験者向けアンサンブルでした。
台風のせいで、スタートの頃に風雨が強いのでは…と昨日から心配していましたが、無事に開催できほっと一息。
帰りには雨も上がりました。
今日の参加者は、元々講師含め5名の予定でしたが、1名風邪で調子が悪いとのことで、通常レッスンだけ受けてご帰宅されたので、4名で行いました。
さて今回は、いつもと趣向を変えて、「テレビで流れている曲」をテーマに、アンサンブルすることにしました。
選んだ曲は、葉加瀬太郎作曲『情熱大陸』です。
実は複雑なリズムがたくさん!
この曲は、多くの方が耳にしたことのある曲だと思います。
リズムが特徴的でありながら、中間部には流れるような美しいメロディーもあり、聴いても吹いても楽しい曲。
…のはずでしたが、「なんだ?このリズム…」「あのリズムって楽譜に書くとややこしいかも!」で、全員「???」状態。
なんとか初見で通しましたが、皆が冷静になるために、少し個人練習です。
リズムを大まかに捉えないようにしよう
よく知っている曲を演奏することは、実はとても難易度が高いのです。
記譜上、思わぬリズムであったり、少しアレンジされていたり、アンサンブル特有の「いろいろなパートに1つの伴奏をばらす」であったり、落とし穴がいろいろとあります。
その落とし穴にはまらないようにするには、しっかりと楽譜と向き合い、時にはゆっくりとしたテンポで細かく考え、アンサンブルの精度を上げるために個々がきっちりと演奏しなくてはなりません。
わずかな時間でも、細かい譜読みを怠らないようにしましょう。
曲の作りを知ろう
個人練習が終わったら、いつものように曲の始めから整理していきます。
複雑なリズムがあるものの、拍のあたまは比較的わかりやすいこの曲、途中までは順調に進んでいきましたが、今回使用したアレンジでは、途中バスクラリネットのソロ、その後1stクラリネットにソロがあり、その伴奏がなんと三連符。
この部分が、今日最大の難所でした。
三連符の伴奏で拍子感を保つには
例えば、同じ三連符だとしても「ドミソ・ドミソ」の繰り返しであれば、拍子感は保たれます。
しかしここでは、「ドミド・ミドミ」のパターン。
何も考えずに吹くと、どうしても「ドミ・ドミ・ドミ」と聞こえてしまうのです。
特に頭打ちもないこの部分では、「『ド』ミド・『ミ』ドミ」と、拍を意識して吹くことがとても重要になります。
かといって、アクセントをつけたりすると、曲の流れを妨げるので、あくまで「意識をすること」にとどめましょう。
「意識くらいで変わるの?」と思われるかもしれませんが、聞こえ方は大違いです。
隅々まで気を入れた演奏を心がけて下さいね。
難所の克服と最後の確認
どうにか三連符も克服し、無事に最後まで様子がわかったところで、管内の掃除と休憩、最後の個人練習を兼ねて、5分ほど自由時間。
さぁ、通してみましょう。
さて、仕上がりは?
多少、小節のあたまが不安な箇所はありましたが、大きくずれたり、見失うこともなく、むしろかっこいい演奏ができました。
今回は、めずらしく録音してみたので、その緊張感も良かったのかもしれませんね。
最後に軽くもう1曲
余った時間で、溝口肇作曲『世界の車窓から』をざっと通してみることにしたのですが、とても有名だと思っていたこの曲、意外に知っている方が少ない、ということを知りました。
でも、通してみて「すごくきれいな曲ですね」という話になったので、いつか本腰を入れて仕上げてみたいと思います。
帰り道では、「このアンサンブルクラスのおかげで、譜読みがかなり早くなりました」という、ありがたいお言葉もいただけて、今日も充足感に満ちた時間となりました。
あいにくの天気の中の開催でしたが、参加者の皆様、ありがとうございました。
また良い演奏をしましょう!
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