楽譜に書き込みをするくせをつけていこう
東京クラリネット教室本日は、合奏経験者向けアンサンブルが行われました。
発表会後初のアンサンブルでしたが、3週間前ともなると、だいぶ遠く感じますね。
また次の本番に向けて、みんなで素敵な音楽を作り上げていきましょう。
今回は、B♭管で6名参加予定でしたが、残念ながら急なお休みの方が2名いらしたので、B♭クラリネット4名と講師のバスクラリネット、計5名でのアンサンブルとなりました。
大人数でのアンサンブルが続いていたので、少し寂しいですが、ちょうどクラリネットクインテット(五重奏)の楽譜を用意してきたので、久しぶりの「1パート1人」でのアンサンブルを楽しみましょう。
今日からは、ラッセル・コールマン編曲の『カルメンファンタジー』を演奏します。
パートの決め方を工夫してみる
この合奏経験者向けアンサンブルでは、しばらくノリの良い曲が続いていたので、久しぶりにクラシックに挑戦です。
まずは、パート決め。
以前はじゃんけんで決めていた担当パートですが、ここ最近は「楽譜を見てから、好きなパートを選ぶ」という方法をとっています。(希望が重なってしまった場合はじゃんけん)
「やりたいと思って選んだパートだったけど、思いもよらない部分があった…」なんてこともあって、なかなかおもしろい決め方だなと思います。
アンサンブルコンテストなどの本番に向けてのパート決めだと、こうもいかないかもしれませんが、「ちょっとアンサンブルしてみない?」という感じで、仲間内で演奏する時には、このような方法も新しい発見があって楽しいですよ。
じゃんけんで割り振られた時とはまた違う責任感も生まれます。
積極的に書き込みをしよう
いつもの通り、まずは初見から。
『カルメン』はなんとなく知っていても、いざ吹くとなると難しいですね。
そして、様々な曲がメドレー形式で出てくるので、転調だらけ。
初見で通したあとは、
皆さんすかさず、調号・臨時記号の確認です。
初見の際に転調できなかったところ、臨時記号を落としてしまった部分を、書き込んでいきます。
音符にドレミを振ることはお勧めしませんが、それ以外の情報は、どんどん書き込みましょう。
一度間違えた箇所を、二度と間違えないようにすることが大切です。
難しい曲にチャレンジして得られるもの
しかし、「転調だらけで大変ですね」と皆さんにお声がけすると「この前『キャラバンの到着』をやったから、それに比べたらなんてことないです!」と、全員一致のお返事。
確かに、『キャラバンの到着』は、転調も去ることながら、とにかく臨時記号の嵐!でした。
あのアレンジ譜を吹いたのであれば、今回の楽譜はかわいく見えますね。
自分ができることから、大きくかけ離れていることをするのは、達成感も得られず、ただひたすら苦労するだけになってしまいますが、思い切って「頑張ればなんとかできるかもしれない」くらいのレベルの曲に挑戦してみると、気づかぬうちにステップを上がることができ、今回皆さんが感じているような「あれができたんだから大丈夫」という、自信と確信が持てるようになります。
どうしても「今できる範囲」の曲を選んでしまったり、守りに入ったテンポで演奏してしまったりしがちですが、一歩踏み出してみると、成長を感じられますので、常にチャレンジしてみましょう。
譜読みを済ませておこう
今回は、元々の想定通り、半分くらいまで進みました。
来月は、最後まで細かく見て、どんどん音楽的な質を上げていきたいと考えています。
時間を見つけて、しっかり譜読みをしておいて下さいね。
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