楽譜が読めないという思い込み
早いもので、もう9月ですね。
アンサンブルに参加している生徒さんは、アンサンブル直後のレッスンはお休みにすることが多いのですが、今月は新しい曲にチャレンジすることと、他のご予定との兼ね合いで、レッスン決行。
今日は初見大会です。
楽譜が読めない思い込み
「音の高さはわかる。音符の長さもわかる。でも、楽譜は読めない」と、入会したての頃に、なんとも不思議なことを言っていた今日の生徒。
楽譜を構成する主な要素はその2つなので、どちらもわかるのであれば、読めないはずはないのです。
つまり「楽譜が読めない」と思い込んでいる状態です。
失敗することが怖い、恥ずかしいと恐れてしまっています。
あとは「気持ち」だけです。
なんだか根性論のように見えてしまうかもしれませんが、臆してしまっては、読めるものも読めなくなってしまいます。
なんとか楽譜に食らいつこうとすることが、とても大事なのです。
楽譜を読むための練習方法
特に初見の時は、間違ったって構わないし、全ての音を鳴らすことができなくても構いません。
たくさん失敗しましょう。
そして演奏を止めない、戻らない。
「この2点を何がなんでも頑張る!」という思いがあれば、実際に吹けてる音が少なかったとしても、必ず先に繋がっていきます。
極端な話、最初と最後の音しか鳴らせなくてもいいです。
メトロノームをかけて、本来演奏されるべきタイミングで、演奏されていれば、それは楽譜をきちんと追えているということ。
苦手な譜読みを特技に変えよう
管楽器は、「楽譜を見る→音を認識する→指を準備する」とやっていると、読んだ音を鳴らすまでに、余分な時間がかかってしまいます。
演奏の際は「楽譜を見る→音を認識する」と「楽譜を見る→指を準備する」を同時にやる必要があるのです。
そしてこれは、有意義な基礎練習と、より多くの楽譜に触れることで得られます。
やったらやっただけ、どんどんできるようになります。
「読譜?得意です!」と言えることを目指して、楽譜と積極的に関わってみて下さい。