変拍子の曲に挑戦してみよう
東京クラリネット教室8月29日、第17回目のバンドアンサンブルレッスンが開催されました。
今回はドラムとパーカッション、ベースにキーボード、クラリネットが4名、そして普段合奏未経験者向けアンサンブルに参加して頂いているバスクラリネットの方を含め、総勢9名でのアンサンブルとなりました。
最近はユーフォニアムやトランペット、オーボエやフルート奏者も参加していたバンドアンサンブルですが、今回管楽器はクラリネットのみ。
本日は新曲2つを含む全6曲を演奏しました。
演奏曲目(順不同)
- リトルマーメイドメドレー
- いのちの名前
- Daydream believer
- 夏の終りのハーモニー
- Take Five
- American Patrol
変拍子に挑戦
今回新曲で加わった「Take Five」は4分の5拍子のリズムで構成された曲です。
普段4分の5拍子に馴染みのない方でも、一度耳が慣れてしまえば意外と簡単に演奏できる傾向にあります。
最初は不安そうだった生徒達も、しっかりテンポをキープしながら演奏できていました。
ところでTake Fiveってなに?
実はこの「Five」、5拍子でという意味ともう1つ、「5分休憩」という意味が含まれています。
take a break for five minutes.
明確に休憩時間が決められているので、スケジュール管理の中で指導者(先生やバンマス等)が指示を出す時に使われることが多い表現です。
take five(よし5を取れ)休憩開始
↓
take five(よし5を取る)休憩中に演奏開始
↓
take five(オレもオレも)休憩中にジャム開始
↓
休憩中に「take five」曲完成
事実は違うと思いますが、こんな勝手な想像でフフッとなれるのも、また音楽の楽しみ方の一つですね。
気持ちの入ったソロ
今回「Take Five」をリクエストしてくれた生徒がソロを演奏しました。
昔から大好きな曲だったそうで、身体に染み込んでいるせいか、ソロには独特な味がありました。
彼女はクラリネットを始めてまだ2年、東京クラリネット教室にはアンサンブルのみの参加ですが、音楽的な創造力の片鱗が垣間見えることがしばしばあります。
音楽を作り出す方向でも力を発揮できるかと思うので、この曲を仕上げる頃には、自分のソロを作って演奏できたら、とても良い経験になるのではないかなと思っています。
普段とは違うサウンド
冒頭にも書きましたが、今回は管楽器がクラリネットのみという構成でした。
最近のバンドアンサンブルには、様々な楽器が参加することで生まれる、音の広がりがありましたが、今回はその真逆と言っても過言ではないくらい、タイトに引き締まったサウンドになりました。
先月も演奏している曲は、広がりが出て曲の雰囲気にとても合っていると思っていましたが、今回のようにタイトにビシビシッとまとまったサウンドも、予想以上に素敵でした。
どちらが良い悪い、という話ではありませんが、楽器の構成やプレイヤーによって変化するサウンドを身体で感じることは、生徒達にはとても良い経験となったかと思います。
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