音楽への興味の種を育てよう
3歳の男の子のレッスンです。
先週、始まりの挨拶まではきちんとできたのですが、「ドさんにごあいさつ」を始めてすぐに、何かのスイッチが入ってしまったようで、私はもちろんのこと、お母様の言うことすら全く聞かなくなってしまいました。
お母様も「原因がわかりません…」と頭を抱えてらっしゃいましたが、言うことは聞かないもののお母様にべったりだったので、今日は始めから、何をするにもお母様と一緒にやってもらうことにしました。
大好きなママと一緒に
まず「よろしくお願いします」の挨拶をしてから、「ドさんにごあいさつ」です。
お母様のお膝の上に座ってすぐに、なんの迷いもなく「ド~」と弾けて、本人もびっくり。
思わず写真の表情です。
お母様が何回か「もう一回弾いてみて」と声をかけて下さいましたが、一度も間違うことなく弾けました。
無事にドさんと会えたところで、大好きな歌です。
手拍子しながらお歌を歌おう
いつもの3曲「もしもしかめよ」「でんでん虫」「ぞうさん」にプラスして、今日は久しぶりに「ちょうちょ」も。
声は少し小さかったですが、にこにこと歌えたので、お次は手拍子つき。
お母様に手を持ってもらって、歌いながらの手拍子です。
前に、1人でもできたので、「やってみる?」と聞いたのですが「やらなーい。ママもー」とのことで、お母様が手のひらを上にして手を開いて、彼がその手をパンパンと打つ、という手拍子をやってみました。
テンポ感はあるようで、こちらもうまくできました。
ピアノの中に興味津々
その後はちょっと飽きてしまったようで、部屋の中をウロウロし始めましたが、椅子の上に乗った時に、たまたまアップライトピアノの上部分にある蝶番を見つけて「これなにー?」と言うので、ピアノを開けて中を見せてあげました。
「これ(鍵盤)を押すと、白いのがポンポンって動いて、音がするんだよ」と実践してみると、興味津々。
その流れで、私が適当に和音を弾き、「なんか弾いてみて」というと、彼も高音の鍵盤を適当弾き。
気が済むと「終わりー!」と言って去って行くのですが、また私が弾き始めると、戻ってきて弾く…というのを、何度も何度も楽しそうに繰り返していました。
無理なく音楽に触れていきましょう
まだ3歳。
気が乗らない時も多々あると思います。
どのような形でも、「楽しかった!」を積み重ねていける方法を模索して、音楽を好きだと思ってもらえるように、臨機応変なレッスンをしていきたいと思います。
また次回も、にこにこ笑顔を見せて下さいね!